
〜 子どもの 持続力を育てる 〜
子どもは 自分にとって興味、関心のあることに対しては、驚く程の 持続力を発揮します。
座るという場面だけを捉えるのではなく、子どもが何に興味を持っていて、そのことに対して、どれくらい持続力を 発揮できるのかが、大切なポイントです。
興味の対象は、例えば ボール遊びなどの体を動かす内容でもよく、1つのことに対して、
興味を持続する力を持っている子どもであれば、席に座ることが、出来にくても、さほど問題ではありません。
年長も後半になれば、幼稚園の先生は、従来よりも意識して、部屋にみんなを集めて、黒板を使うなどして、子どもに「伝える」或いは、「教える」といった内容を、増やしていきます。
このようなことを通して、子どもは、「自分にとって大切な内容を、聞き逃さないようにしよう!」
ということを 学ぶのです。
集中することが出来る子どもであれば、「座る」という習慣も、短期間で身に付けることが出来ます。
〜 小学校も変わってきている 〜
小学校の先生との合同の研究会で話されていたことですが、
小学校でも以前よりは、「子どもを座らせる」 ということに対して、ゆったりと構えるようになってきたようです。
以前は、入学早々に、じっと座っていることを、要求していたのが、
最近では、授業の形態も単に座ってばかりいるものから、学校を探検したり、幼稚園のように 「生活を通して学ぶ」、といった内容のものが増えてきて、教室にじっと座っている時間は、はるかに少なくなってきているようです。
そして、徐々に従来のような授業形態に入っていけるように配慮されているように思います。
ですから、座るということに拘るよりも、興味のあることに対して、持続して取り組めるということが大切です。
〜 表面だけで とらえないで 〜
上記のような子どもの場合、「座らない 落ちつきのない」という場合もありますが、
座っていても、ただ座っているだけで、「問題解決場面になれば大人が解決してくれる」といった受け身の姿勢でいる場合も見うけられます。
ですから、座る子、座らない子といった表面にでてくる現象だけでなく、子どもの興味、関心に対する持続力といった、本来 その子に育っていなければならないことが、年長としてどの程度育っているかが、重要なポイントになってきます。
表面にでてくる現象は一つの育ちの表現形態ですから、それを見逃さないことが大切ですが、
表面の現象だけで、判断してしまっては、子どもの育ちを援助することはできません。
「座りなさい」 「じっとしていなさい」と言葉で指示を与えるだけで子どもが育つのではありません。
どこが、その子の持続力を育てるのに欠如していたか、といった視点で、今までの育ちを見なおしてみることが大切です。
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