絵本の紹介

【絵本の紹介】「のろまなローラー」(小出 正吾 さく 山本 忠敬 え)

大原野幼稚園 山田 千文


 追い越して行く車たちに、叱られても馬鹿にされてもひたすら道を平らにするローラー。しかし最後には、通る車皆が「ありがとう」と言って追い越して行きます。

 さて、その間に何があったのでしょうか?

 小さいお子様から大人まで、それぞれに感情移入出来る絵本です。

 ローラーの役割を知る、もしくは人間模様と重ね合わせる。様々な捉え方があると思いますが、きっと読んだ後には自分自身の心のでこぼこが、少し平らになっていく様な、そんな気持ちにさせてくれる絵本です。