活動報告

新規採用教員研修会(第4・5・6 回 夏期研修会)

場 所   京都府立ゼミナールハウス
日 時   平成24年 7月23日(月)~25日(水)

担当理事 松永昌子 大橋弘典

平成24年度「第4・5・6回新規採用教員研修会」が、7月23日から25日まで京都府ゼミナールハウスと府立北桑田高校を会場として、
144名の受講生に加え、運営委員、スタッフ、合わせて190余名によって行われました。

第一日目

開会式…京都府文化環境部稲垣勝彦文教課長、藤本明弘連盟理事長の挨拶の後、オリエンテーションで研修のねらいを再確認しました。

実技研修Ⅰ 中橋美穂先生(大阪教育大学教育学部)

6月の第3回新採研に続き「内面の読み取りと気づきについて」の講義を受け、
子どもの遊んでいる様子を肯定的にとらえ、様々な角度から見るようにと教えて頂きました。

その後 班ごとに分かれ宿題として持ち寄った「よく遊んでいる場面」の自身のシートを発表し、
班のメンバーに内面の読み取りを附箋に記入してもらい、その附箋も加えて自分のシートを作り上げるという作業を、
運営委員に助言をもらいながら行いました。

最後に中橋先生から 子どもたちが遊んでいるこの活動の明日はどうなる・保育者としてどういう助言や用意をする、
どう発展していくのだろうと考え、イメージする大切さを教えていただきました。

・2日のキャンプファイヤーについて柳原義之先生から講義があり、
雨天も予想される中屋内で雰囲気のあるキャンプファイヤーの時間を作る工夫など教えていただきました。

その後、大橋担当理事からゼミナールハウス施設での生活のルールを伝えられ、
大勢で生活する時の時間の守り方などを意識できるように、班ごとに「ピカリンカード」が配られ気持ちよく3日間過ごせるように話し合いました。

 

第二日目

・朝の集い

「ウォーキング~自然にふれよう~」をテーマに正しい歩き方の指導の後、さわやかな空気の中、
20分ほど広いゼミナールハウスの敷地を歩きました。

その後、「道の途中で見た蛙はどんな蛙かな?」と福笑いゲームをしました。

チームビルディング

昨年に続き、茶原忠督先生・さおり先生にチームとして活動するとき、目的達成のため必要な事を体験を通して教えていただきました。

視点が変わると答えが逆になる問題を体感した後、お互いに失敗の指摘ではなく、成功に向けて前向きな意見を出し合い、
実行、修正を繰り返す、その中で心の垣根が低くなり、良いチームワークができている事を実感できたと思います。
午前中はゼミナールハウスの自然の広場で、午後は府立北桑田高校のご協力で、体育館をお借りしての活動となりました。
降雨もあり熱中症対策が必要な蒸し暑さでした。

 

キャンプファイヤー

雨が心配されましたが、戸外でキャンプファイヤーを行う事ができました。

オープニングは、文教課の先生、茶原先生、三役理事、運営委員の先生方の熱演で幕を開けました。
班発表は「ダンス、ゲーム、劇、楽器」の中から、くじ引きで引いた演目でしたが、短い時間内で作り上げたとは思えないほどの内容でした。

炎が下火になる中、東日本大震災で被害に合われた方々、復興に力を注いでおられる方々に想いをはせ「道」という炎の文字が浮かびあがり、
又、帰り道には、ペットボトルを再利用し一人ずつ「こんな先生になりたい」という希望を書いたローソクが灯り、とても良いひとときが持てました。

第三日目

・朝の集い…「ゆるカーヴィー」

朝のすがすがしい空気の中、運営委員の先生方の指導のもと、ゆったりとした気持ちで、音楽に合わせながら体を動かしました。
普段使わない筋肉もいつの間にか動かし 心も体も気持ちいい状態になり 普段の生活にも取り入れたい体操でした。

人権研修 「身近なことから考える人権」

文教課北村章子先生からお話しを伺いました。

「人権まもる君」の可愛いキャラクターの紹介のあと 相田みつをさんの著作の中から、心に響く言葉を要所要所で伝えて下さり、
又、班ごとに分かれて伝言ゲームをし、人から人に伝わる時の、情報の不確かさを体験したり、人権感覚チェックリストを実際に行い、
自身保育者として、朝、泣いて来た子を 帰りには笑顔で帰せているだろうかと反省したりといつのまにか 
人権について考えているという時間になりました。

「子どもの気持ちと環境構成」

23日(1日目)の活動と同様ですが、今回は自分の宿題から離れ4つのグループが別々に、一つのテーマについてワークシート作りをし、
その視点の違いを実感できる活動となりました。24グループありますので、6つのテーマについて考察できました。

閉会式

文教課小寺泰二副課長、川名マミ連盟副理事長に御挨拶いただきました。

各幼稚園の設置者、園長先生、現場の先生の新規採用教員研修会へのご理解ご協力に感謝申し上げます。

また、受講生と運営委員の応援や激励に来てくださった協会・連盟理事の先生、園長先生に心より御礼申し上げます。

そして暑い中率先して動いて下さった 運営委員の先生方に深く感謝申し上げます。