活動報告

平成27年度 新採研夏期研修会

場所 あうる京北(京都府立ゼミナールハウス)
日時 平成27年7月21日(火)~23日(木)

 平成27年度『第4・5・6回新規採用教員研修会』が7月21日から23日まであうる京北を会場とし、154名の受講生に加え、運営委員とスタッフを合わせ200人余によって行われました。

第一日目

 京都府文化スポーツ部文教課中越豊課長、藤本明弘副理事長のご挨拶の後、研修のねらいを確認しました。

 

・実技研修Ⅰ カプラで遊ぼう

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 第一日目のテーマは「あそぼう!」。初日は親睦を兼ね、楽しく遊ぶことからスタートしました。エールの居関和江先生に秘伝の技術をタイミングよく教えていただきながら、ペアやグループで力を合わせ、さまざまな作品づくりに挑戦しました。

・研修講義Ⅰ キャンプファイヤーについて

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 キャンプファイヤーのガイダンスを行いました。運営委員の藤田先生のお話をうかがった後、さっそく班ごとで輪になりスタンツのアイデアを話し合いました。当日の成功を願う熱気が会場全体を包みました。

第二日目

・実技研修Ⅱ 朝の集い

 mission in ゼミナールハウス第二日目のテーマは「考えよう!楽しもう!」。朝の集いでは班ごとに指令書(mission)を受け取り、指定の場所で表現した「文字」をカメラに収めます。その文字をつなげると、最終日の朝の集いのテーマ「みんなでHappy」の言葉が現れることに。

・研修講義Ⅱ こどものケンカに困っていませんか?

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─こどもの『いや』『だめ(あかん)』の言葉に注目するわたし─

6月の研修会に続き鍋島惠美先生(京都光華女子大学教授)の講義を受けました。今回は日常のケンカの場面に絞り、子どもの言葉の真意を読み取ることの大切さを学びました。ふだんの保育に思いをはせ、深く考えさせられるテーマでした。

・実技研修Ⅲ グループワーク

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午前中の講義をふまえたグループワークでした。各自が持ち寄った鍋島先生の宿題(ケンカの場面のエピソード記録)をグループの中で読み合わせ、意見を交換し、それを付箋に書き込むという作業を行いました。それぞれのディスカッションを丹念に見て回る鍋島先生のお姿が印象的でした。

実技研修Ⅳ

・キャンプファイヤーの準備

外は雨。室内でのキャンプファイヤーの実施となりました。雨だから、室内だからこそ実現可能なキャンプファイヤーを目指し、参加者のだれもが最後まで準備に余念はありません。ドキドキしながらいざ本番へ。

・実技研修Ⅴ キャンプファイヤー

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室内の照明はすべて消され、灯されるのは10数個のランタンの光のみ。屋外とはひと味もふた味も違った雰囲気の中、この場に集ったすべての参加者による力のこもったスタンツが次々と披露されました。キャンドルロードで見送られながら会場を後にすると、待ち受けるのは運営委員の照らしだ「笑」の文字。
感動のフィナーレでした。

第三日目

・実技研修Ⅳ 朝の集い みんなでHappy

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第三日目のテーマは「深めよう!」。打ち解けた雰囲気の中、参加者全員でダンスをして親睦を深め、最終日の好スタートを切りました。

・研修講義Ⅲ 人権研修

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文教課の山口健一先生による人権研修でした。ふだんの生活で見過ごしがちな人権の課題をわかりやすくお話いただくことで、私たちの人権意識をさらに深めることができたと思います。

・実技研修Ⅶ

研修講義に先立つ実技研修では、用意されたお箸づくりのキットを使い、めいめい自分のお箸の制作に取り組みました。

・研修講義Ⅳ 和食文化とお箸

講師は山下満智子先生(京都府立大学京都和食文化研究センター特任教授)。和食がユネスコ無形文化遺産になったことに関連し、日本の伝統的な和食文化と幼児期に出会う「お箸」について学びました。

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閉会式

文教課小寺泰二副課長、野波雅紀連盟副理事長のご挨拶をいただきました。一人ひとりの胸に響く心温まるメッセージでした。
2泊3日の研修会を通じ、最初はこわばっていた参加者の表情も見る見るうちに明るくなり、最後は充実した笑顔で会場を後にしました。会の運営に心を砕いてくださったすべての先生方、また、お力添えをくださったすべての先生方にこの場をお借りして厚く御礼申し上げます。

(担当理事 松井明恵 山下太郎)