活動報告

第22回 設置者・園長管外研修

●期 日  平成27年11月5日(木)~7日(土)
●参加者  15名
●行き先  神奈川・群馬方面

 平成27年度の第22回設置者・園長管外研修は、11月5日(木)から7日(土)にかけての2泊3日のプログラムをもって計15名の参加のもと実施させていただきました。

 今回は、初日に神奈川県・2日目には群馬県へと出向き、子育て支援の一環として、学童保育対策事業に取り組む、神奈川県横浜市の「ニューライフ幼稚園(理事長・園長 角和一太朗)」と、群馬県富岡市の「七日市幼稚園(理事長 榎本義法・園長 榎本美佳)」の2ヵ園を訪問いたしました。

 それぞれの園においては、実際に学童保育に携わっている15時以降の時間帯に訪問し、その様子や、関連施設などを見学させていただきました。また、見学の後、別途参加者が一堂に介した中で、訪問先の理事長・園長・指導教諭の先生方より提供されました関連する様々な詳細な資料をもとに、運営方針に基づいた日々の取り組みの概要をはじめ、事業の収支財務状況、小学校・保護者・在園児との連携に対しての現状の課題や悩み、あるいは園運営にあたっての将来的展望等々の具体的な説明を受け、参加者との間で相互活発な意見交換が繰り広げられたことであります。

 特に2ヵ園の学童募集にあたっては、開設当初は自園の卒園児を対象にした小学生の受入れを想定していたそうですが、これまでのほとんどが他の保育園からの卒園児が活用するに至っており、双方とも小学1年生から3年生までの30名前後の規模で運営されている状態にありました。

 園の環境からは、大都市部の人口密集地域にあるニューライフ幼稚園と、人口減少が進む約5万人規模の地域にある七日市幼稚園において、双方立地条件や、行政側からの対応や補助金の交付額など地域格差は否めないものの、共通して言えますことは、地域の強い要望に応えた中で、小学生の放課後のひとときを温かい雰囲気の中で安心に、且つ安全に、そして学童期にとって「意義ある生活の場」となることをめざし、園全体が誇りと熱意をもって取り組まれている姿勢は、私どもの自園での子育て支援活動を展開するうえからの貴重な学びとなり、今後の参考として大変有意義な時間を過ごさせていただきました。

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担当理事 本願寺中央幼稚園事務長 白川了信