巻頭言

年 頭 所 感

公益社団法人 京都府私立幼稚園連盟 理事長 川名 マミ

穏やかに年があけました。今年も連盟事業にご理解とご協力を賜りますよう何卒よろしくお願いたします。
さて、2019年10月に幼児教育の無償化が実現されました。
保護者負担が大きく軽減されることになり、このことは永年に渡り私たちが訴え続けてきた生涯に渡る最初の公教育としての幼児教育の重要性が国や社会にも認められたことに他ならないと同時に大きな責任を担うことになりました。
このことは各園でしっかりと向き合っていかねばならない事ですが、連盟としても組織を上げて皆さん方の取組の一助となるように運営していく所存です
§各園に課せられた課題§
◆教育の質の向上
これは言葉だけではなく 
教育設備や備品の充実とともに教員の質の担保の視点での処遇改善を積極的に行っていく事や2種免許から1種免許への上進促進
◆安全保健管理の徹底
学校安全計画の策定・危機管理マニュアルの策定はもとより、日ごろの点検や発信に努める
◆労務管理の徹底→よりよい人材の確保
終業規則の整備点検・教職員の働き方に対する取り組み
◆適切なガバナンス
幼稚園の業務が以前より多様化している現状の中、園が持っている情報や機能の管理体制を見直し、強化し現在に適応できる枠組みつくり
◆評価
義務である自己評価はもとより 学校関係者評価も100%実施をめざす
本来の子どもたちの教育はもとより対応すべきことが多く多岐にわたりますが
幼稚園教育要領に明記されている通り 地域の幼児教育センター的な役割を担う以上、10年前とくらべて時代の要請ですでに先進的に様々なことを実践している幼稚園として、地域にこの園があってよかったと地域の皆様、保護者の皆様、なによりも子ども達に実感していただけるよう加盟各園一丸となって努力することを今年の目標としたいと思います。