子どもが日々出会う全てのものは、驚きや感動、喜び、楽しさに満ちています。それはぬくもりであったり、匂いであったり、肌触りであったり…。生命そのものに触れる体験を日常的に繰り返すことが子どもの毎日です。生命に触れ、学び、愛おしむ。幼児期に育つものをより豊かなものにする為に、「かかわる力」を自ら育んでゆく。そのサポート役として子どもが本来の姿になれる、様々な生命と出会う場所でありたいと願っています。

自然は大きな遊び場であって、好奇心や探求心を満たすと同時に優しさや厳しさ、豊かさといった想いに気づかせてくれる存在でもあります。泉山という聖域にあり、生い茂った樹木や起伏に富んだ大地、土蔵やお寺の大きな屋根が取り囲む本園の環境は、子どもの心ときめく遊びの空間そのものです。この自然の中で生活し、伸びようとしている子どもの成長の芽をありのままに育んでいくことができればと日々心掛け、実践しています。

子どもは幼稚園という社会で、行動範囲や人間関係を広げていきます。ひとり遊びから集団での遊びになり、保育者との関係を築きます。友達や先生、今まで気づかなかった自分。その中で様々な思いに戸惑い、共感し、相手や自分を理解しようとします。それは心身の発達がめざましい幼児期に育てておかなければならないことです。人として生きるために何が大切かを見極め、様々なものとのかかわりを深めていきたいと考えています。

泉山幼稚園は子どもの健やかな成長と子育ての応援をする活動を地域に開いています。子どもには同年齢の子どもと遊び、触れ合える場が必要です。お母さんには仲間と出会い、子育ての喜びを味わえる場が必要です。私達は一緒に子どもを育てていくパートナーとして子育てを応援し、喜びや楽しさは勿論、辛いことや悩みも一緒に考えられる場でありたいと思っています。子どもの成長や子育ての状況、働き方に合わせてご参加ください。