【輝く瞬間】 2019年 3月
南殿幼稚園 粟津 篤
今年は寒さが格別でした。しかし、例年通り園庭の白梅が一月中旬頃より咲きはじめ、間もなく満開を迎えようとしています。
そして、三月、桜の季節を迎えました。いよいよ小学校入学を控えた年長組は心の中では期待と不安でいっぱいでしょう。その子ども達を見て多くの先生方は寂しさを感じているでしょう。
日本の幼児教育の先覚者である倉橋惣三先生は、その著書の中で「先生達は、毎日子ども達に本当に出会っていたのだ。だから、先生達の目から涙がこぼれ、さびしいのだ。」と。
近年、温暖化の現象で季節の一部が一歩早く進んでいるようです。我々日本人にとって桜は特別な思いがあります。
四季がはっきりしている日本では、桜は新しい旅立ちのしるし。卒園、進級と、真の出会いに感謝し子ども達の成長を願わずにはいられない三月です。