子育て情報誌「こころのねっこ」

子どもがまんなかの社会の実現をめざして
京都の私立幼稚園の子育て情報雑誌

最新号 ★cocoro no nekko ★ Vol.3

こころのねっこを育てよう。

毎日、子どもと向き合っている、お父さん、お母さん。
子どもって可愛い!子育てって楽しい!と思いながらも、時には疲れたな、どうしたらいいの?と壁にぶつかることもあると思います。あなただけが悩んでいるのではなく、自分を育ててくれた親や周りの先輩ママ、子どもを持つ親みんなが、悩んだり迷ったりしながら子育てをしています。悩むということは子どものことを大切に考え、一生懸命、子育てをしている証拠です。
子育てには「これが正解!」という道筋はありません。子どもたち一人ひとりの道を大切にし、自分たちのペースで歩いてください。

認めてあげることが大切

かける言葉がみつからなかったら笑顔で見守ってあげることが大切。子どもたちは安心感に包まれると育つ力をもっています。

ひとりじゃない

わたしたち幼稚園は楽しさだけではなく、子育てで生じる問題や悩みについても一緒に考えていきたいと思っています。

家族なかよく

子育てに欠かせないのが、家族の協力。
なかよくしている姿を見るだけで、子どもは幸せな気持ちになれます。

時には手をぬいても大丈夫

何もできなかったという日があっても、負担に思わないで。子どもとの時間を楽しめ、一日を無事に終えて夜静かに眠ることができれば、明日への一日につながります。

あなたらしさを大切に

「いいお母さん」になりたいけれど、いいお母さんのものさしって誰がはかるのでしょう?
「ありのままの自分」で十分、背伸びすることはないのです。
子どもと同じ年だけのお母さんなのです。

外に出かけよう

心に余裕がない時は誰でも心が内向きになります。
そんな時は意識して外に出かけてみませんか。
子どもと一緒に外気浴をして散歩すると、子どもがいろんな発見をしてくれます。それを共有してあげるだけでいいのです。

乳幼児期に育てておきたいこと。

今、世界中で幼児教育が注目されています。

目に見えない力を育てる=非認知能力を育てる

想像力・創意工夫する力・探究心や表現力・協調性・ 思いやり・意欲・積極性・乗り越える力・粘り強さ・・・、これら目に見えない力を非認知能力といいます。
逆に「認知能力」と呼ばれるものは読み書き、計算、知識など数値化できる、主に小学校以降の学習を通して育つ力です。「非認知能力」が基盤となって、その上に「認知能力」が積み重なって育つので、乳幼児期には目に見えない「非認知能力」を育てることが、非常に重要なのです。

認知能力とは…IQや小学校以降の学力のように「数値」に換算して表すことができる能力
非認知能力とは…数値化することができない心の内面の力

見えない力を育むには… 自分は愛されているという自己肯定感を持つこと

実は、子どもたちは生まれながらにして育つ力を持っています。例えば、赤ちゃんはお腹が減ったらその思いをわかってもらいたくて泣きます。「ボクはこうしたいんだ!」という自分の気持ちを押し出し、貫き通そうとする力の表れなのです。「お腹がすいたのかな?」と応えてもらうことで、赤ちゃんは空腹を満たすとともに、安心感ももらいます。その繰り返しで信頼関係が生まれます。自分の思いを伝えたり、意欲的に取り組もうとする姿勢を受け入れてもらうことで、わたしは愛されているという自己肯定感が育まれていくのです。

焦らず、何度も、ていねいに

子どもの思いを受け入れるということは、思い通りにさせて甘やかす、ということとは違います。自らの考えを持って自分らしく、そしてまわりの人と共に生きていく、この2つの心をしっかりと備え、折り合いをつけていけるような人に育っていくことが大切です。子どもの思いを大切にしながら、親として伝えていきたいことは焦らずに、何度も、ていねいに育んでいきたいですね。

乳幼児期は、ねっこを育てる重要な時期

子どもたちは一人ひとり、違うタネを持っています。早く芽が出る子どもも いれば、時間がかかる子どもいます。うちの子は大丈夫?子育ては これでいいの?といった親の不安に関わらず、子どもは 自分のペースで成長していきます。焦って結果を 求めるよりも、乳幼児期に大切なのは「目に見え ない力」をじっくりと養うことです。意欲的に 取り組む、相手を思いやる、創意工夫する…。子どもが 幼い時期には、人間としての土台「こころのねっこ」を育むことが大切なのです。

イヤイヤ期ってなに?

イヤイヤ期がはじまった、イヤイヤ期で何もできないという声をよく聞きます。
1歳半~3歳前後の子どもの「イヤ」の声に象徴されるイヤイヤ期は、子どもが成長していくための大事な時期でしょうか?脳が発達していく上の行動でしょうか?明確な定義はありませんが、そこには様々な要因が指摘されます。

「第一次反抗期」とも言われますが…

子どもの側に立てば、自分のやりたいこと、 気持ちを他者に伝えて実現する “自己主張” の 練習をする時期と考えた方が正確です。

イヤイヤ期の困った行動

イヤ!と言うだけではありません。 モノを投げる、大人の真似をするなど、 子どもにとっては探索行動、試しているのです。

イヤイヤ期は成長期の過程

自分の起こす行動に対して、 親や他者と衝突を経験することで、 自己主張の仕方や社会の規則、規範を身に つけていく成長の過程です。

イヤイヤ期には、時に激しい行動を伴って「イヤ」を表現します。

子どもの「イヤだ!イヤだ!」という態度に、お父さん、お母さんもついイライラして怒ったり、 ときには悩んだりするかも知れません。でも、それは子どもが自己表現できるまでに 成長した証です。子どものイヤイヤ期に現れがちな特徴を知り、対処法を見つけることで、 少しでも気持ちが和らぐかも知れませんね。

イヤイヤ期と上手に付き合おう [イヤ語翻訳]

子どもの「イヤ」は、大人の使う「嫌」とは、 意味が異なることが多いことが大半で、 子どもの「イヤ」が何を指しているのか、 できるだけ具体的に考えてみましょう。

これじゃなくて、あれがいいの
特徴
選択肢がある時の「イヤ」
目線がはっきりしている、指差ししている
対処法
ゴールがあるので「これがいいの?あれ?」と、一緒に探し当ててあげて。
親子共にホッとする瞬間が待っています。

何でも「イヤ」と言っているようで、実は明確な意思があることが多いのです。

自分でやりたいの

2~3歳はちょうど、何でも自分でやってみたくなる年齢です。とは言え、一人でできないのも事実ですが…。

特徴
何かされることに「イヤ」と拒否する。
対処法
例えば着替えの時、「イヤ!」の後に、じゃあどうぞ、と渡してあげましょう。
「自分でしたいのね」と、子どもが“自分でしている風” を装いながらさりげなくサポートしてあげてください。
最後に、「できたね」と、認めてあげることも忘れずに。
今はあそびたい

大人の時間感覚と、子どもに流れている時間は違うものです。

特徴
「おむつ替えたくない」「食べたくない」…だって今は遊びたいから!というような言葉が続きそうな状況。
対処法
「イヤ」を言われる前に、「○○したら△△ね」と、順番を示す。
例) 手を洗いなさい →手を洗ったらおやつにしようね
イヤ やりたくない

子どもが発しているのは、純粋な「イヤ」です。「イヤ!」と言いたい気分なのです。
信頼している大人を拒否することで自分を表現しようとする、自我の芽生えでもあります。

特徴
「Aは?」『イヤ!』 「Bは?」『イヤ!』「どうしたいの?」『イヤ!』 「今日はいい天気ね」『イヤ!』のように、何を言っても返事がすべて「イヤ」になる。
対処法
人形を利用して話しかけてみる。あるいは子どもがイヤ!というのを忘れてしまうように話題や声色を変えることも効果的です。ただし、危険が伴うような行為に対しては、たとえ子どもが泣いても止めるように対処しましょう。
おなかすいた 眠たい

イヤと言う時は、ズバリ、機嫌が悪いのです。子どもはその些細な異変を「イヤ」で表現します。

特徴
食事前や夕方から夜にかけての「イヤ」は絵のような状況かもしれません。
対処法
理屈ではないので、我慢を強いるか、子どもの欲求を満たすかです。
注意 「◯◯したら、おやつをあげるね」というようにモノによる解決は、 やりすぎないように注意しましょう。子どもは褒めてあげるだけでも 満たされることもあります。

幼稚園の先生兼、2児の新米パパがイヤイヤ期の上手な付き合い方

「上手な付き合い方」というタイトルを前にして気が引けますが…ズバリ、「こうすればうまくいくという解決方法はありません。」
しいて言うなら、時には正面から受け止め、時には真正面に受け止めすぎないことでしょうか。「イヤイヤ期の最大の敵」は大人側にあり、その正体は「こうでなければ」という大人の価値観です。この時間までに買い物をしなければ」「他人に迷惑がかかるから、きちんとさせないと」「育児書の通りに子育てしないと」といった大人の価値感を拭いさることで、自然と気持ちも対応も変わるかも知れません。

生まれて2~3歳のわが子、しかも「イヤ、イヤ」は必要な成長過程。となれば、大人の意識を変えるほうが早い。時折、自分の価値観を脇において、まぁええか、と肩の力を抜いて、子どもを眺めてみてはいかがでしょう。

子どもと真剣に向き合って、遊ぶ時間を積極的に取る
「イヤ」を叱らず、どしんとかまえて受け止める
家族で協力し合い、お母さんの気持ちと子どもの成長を支える

こころのねっこ ママの座談会

「うちの子、よその子、子育てのこと。いろいろ聞いてみたいっ!」

うちの子は順調に成長してる?今のままで大丈夫?そんなママたちの本音トーク。

いずみ
33歳。長女4歳、長男2歳。「一日無事に終えて、夜静かに寝れたら嬉しい」
ゆみ
44歳。長男2歳。電動自転車を買い、親子でのお出かけ範囲がどんどん拡大中。
あゆみ
31歳。長男は年長、次男は2歳で現在、保育園通い。来年は幼稚園の年少です。
みちこ
35歳。長女2歳。子どもと一緒に絵を描くのを楽しんでします。

《みんなどうしてる?イヤイヤ期》

いずみ 子どもは4歳で年少、下の子が2歳で、来年から満3歳児の幼稚園クラスに行こうと思っています。

みちこ 娘は2歳。来年から満3歳児のクラスです。

ゆみ 子どもは男の子2歳2ヶ月です。4月から週3回の幼稚園に行って様子を見て、4年保育に入れようかと考えています。

あゆみ 2歳児で現在は保育園に通っています。来年、幼稚園の年少です。そして、上の子が年長になる男の子の兄弟です。

ゆみ イヤイヤ期と言えば、トイレ行こうと言っても行かないとか、外に出ても手を繋がないとか、スーパーに行くにもベビーカーに乗らないとか、親の都合どおりにいかないことがあります。

いずみ 2歳5ヶ月ですが、ずいぶん前からイヤイヤ期が始まっていると思います。私だけだと、歩かない。歩くのも嫌だと言って、抱っこをしないと歩かないことも。主人がいるときはマシなんですけど。

あゆみ 保育園からの連絡帳を見ると、4月頃に「なんでも嫌だ嫌だと言います」と書かれていました。最近はだいぶ落ち着いてきたんですけど。

みちこ 4月ということは、半年くらい前ですよね。そんなにイヤイヤ期って短いんですか。

ゆみ イヤイヤ期に入ったときに、まわりのお母さん方からまだまだこれからだよ、覚悟しておかないといけないと言われました(笑)

みちこ ご飯を出しても食べないとか。それがイヤイヤ期なのかもしれないけれど、あまりストレスに感じないようにしていました。

ゆみ ご飯とか、たまにポイポイしてもこらえてできるだけ言わないようにしています。でも外に出たときは、事故が心配だし、人に迷惑がかかるとどうしても止めなくてはいけないと焦ってしまいます。ギャーと泣いて、大通りで大の字になって寝ることもありました。

みちこ いずみさんところは、お父さんの言うことだったら機嫌よく着替えてくれるの?

いずみ 私が言っても機嫌よく着替えてくれることがあるけれど、それがいつもとは限らない。

みちこ 親が、これを着せるといってもこれ、これって。絶対に着たい服とかがありましたね。

いずみ 私の子どもも、そういうのが2、3歳くらいまであったと思います。

みちこ 泣き叫ぶっていうのがなくて、言えば聞いてくれる。多分そのうち来るのかなと思います。

ゆみ 児童館などに行っているときに帰ろうと言うと、帰るのが嫌で押しのけるようなところがありますね。みちこうちは、そういうのがないんですよ。

あゆみ いちばんひどかった時ってあります?イヤイヤ期って、すぐに忘れちゃうんですよね。

いずみ ちょっと前の話ですけど、普段も遊びに行くと帰りたくないということがあるんです。けれど、鉄道博物館に行ったときは、楽しすぎたのか、絶対に帰りたくないと言って、ギャーッと泣き叫びました。帰りの車に乗って家まで30分泣いて、家でも泣いて、夜泣きまでしました。

一同 えええ!!!

いずみ 乗り物が大好きで、幼稚園に行って帰るときも、泣きますね。いつも連れて帰るときが大変だから、連れて行きたくないなぁと思います。

ゆみ うちは切り替えが早くて泣いても10歩、歩くと忘れて泣き止みます。でも、お父さんがいるときは、泣くと抱っこしてくれるのがわかっているので、抱っこしてくれるまで延々と泣き続けますね。

あゆみ 子どもは気が早くて、私より先に外へ出たがります。いつも「待って!」と声をかけます。

ゆみ お昼寝はします?

みちこ します。でもバラバラで12時からのときもあるし、最近は3時から寝たりしますね。朝はめちゃくちゃ早いんです。6時半くらいには子どもが起きるのでバタバタですね。

ゆみ 夜は、父親とお風呂に入りたいので待っていると、寝るのも11時くらいになりますね。育児ノイローゼとかもありますよね?今、児童館や幼稚園に行くと、同じようなお母さんと出会ったり、幼稚園の先生が話をしてくださると、うちと同じなんだと気が楽になりますね。もし、家に閉じこもっていると、そうなっていたかもしれませんね。

あゆみ はじめて児童館に行くにも、勇気がいりますよね。だから地元の友だちと遊んだりしますが、いきなり知らないところに飛び込むのはしんどいところがありますね。

みちこ 幼稚園に行って遊ばせたり、二人でいることが多いですね。児童館などは使いにくくて、親戚の子どもと遊ばせたりしています。あとは、できるだけ外に出るようにしています。

ゆみ 子どもが外で遊んでいるときは、少し忘れられるし、同じ歳の子どもの中で泣いているとあまり気にならない。お母さん同士で話したりすることで救われたりしますね。家に閉じこもっていたら、逃げ場がないと思います。

いずみ うちの場合、1歳半か1歳8ヶ月ごろからイヤイヤ期に入っていて、イヤイヤ期に入ったのはわかりました。ついにきたかと思いました。姉弟ふたりとも自己主張が強いですね。

あゆみ イヤイヤ期を乗り越えるポイントって、妥協することじゃないですか?

ゆみ 来たなと割り切って、それを楽しむこと。みちこその時期が過ぎることを待つということですかね。イヤイヤ期というほどに、今はイヤイヤとは言わないので。今後、来るかもしれませんが…。

いずみ ゆみさんが言っていたように、外に出たほうがいいですね。着替えてくれないので、私が出て行きたいときに行けなかったり、幼稚園に行っても車から降りてくれなかったりして困ることがあるんです。でも外に出て、同じ悩みをもつお母さんと話しをすると心が和らぐので誰かと話すことが大事だと思います。家にいて、子どもと二人きりだとイライラすることが多いので無理をしてでも外に連れ出すことが大事ですね。

※ 座談会とプロフィールは、2018年取材当時のものです。

子どもってすごい!!子どもっておもしろい!!

ヒト・モノ・コトにふれて育つ 幼稚園すくすく写真館

幼稚園は、ヒトと過ごし、モノに触れ、コトを体験して、子どもたちが日々成長する場。
京都の私立幼稚園では、それぞれに園の異なる環境の中で、子どもたちが、ヒト・モノ・コトに出会い 成長していく過程を大切にしたいと考えています。園で過ごす子どもたちの成長の一コマには、 子育てのヒントや気付きがいっぱいあります。そんな写真集を、ほんの少し紹介したいと思います。

おおきいぐみになったね

年少組の初めての発育測定。年少児が心細くならないように、 そっと手を繋いでそばで一緒に見てくれていました。

はじめてはドキドキがいっぱい。年長組になると、そんな心にそっと寄り添う優しさを身につけています。体は小さくても、心はとっても大きく育っています。

大好きなおかあさん

入園して間もない子どもたち。母の日に向けてお母さんへのプレゼントを制作し始めると、みんな真剣そのもの!お母さんの存在は絶大です。

子どもは純粋に相手に喜んでもらいたい一心で、いろんなことにチャレンジします。お友だちや家族の喜ぶ顔を思い浮かべながら、時に自分の心まで温かくしながら一生懸命頑張ります。

みんな気づくかな!?

作品展前に廃品を使ってみんなであそびました。大きなダンボールのすき間から、嬉しそうにみんなのあそんでいる様子を眺めています。

見えている“つもりの世界”。“つもり”で終わらず、見えていない世界を大切にすると遊びが一層豊かになります。目だけではなく、心で何かを捉えようとした時その世界のきっと違う何かが見えてくるはずです。

そおっとそおっと…

お友だちがちょうちょ結びを作っているのを見て「私も作りたい!」気持ちが芽生えてきました。

失敗しても、何度も挑戦しできるようになった喜びは忘れられません。お友だちに憧れたり、お友だちに教えあったり、一緒に力を合わせる場面が幼稚園にはたくさんあります。

一緒だったらできるよね!!

リレー中に転倒…。痛さと悔しさで思わず目から涙が。そして、ついに途中でとまってしまいました。そんな姿を見た子どもがその子に駆け寄り、一緒に寄り添ってゴールまで走りました。

時に、子どもの世界にはルールを越えてでも、大切にしたいことがあります。競技は競い合うものですが、結果だけがすべてではありません。そこに至る過程には結果以上の何かがあるはずです。

できて、うれしい!

最初は6回だった記録がなんと1070回を達成!「疲れたけど、できて嬉しい!」と、にっこり。しかし、数日後に3583回という驚異的な記録をお友だちが出し、抜かされてしまいます… 。彼の挑戦はこれからも続きます。

何かに夢中になり、自分が納得するまで挑戦し続ける。それこそが子どもに与えられた最高の特権なのかもしれません。幼稚園ではそんな世界を大切に、仲間とともに歩んでいます。

しゃぼんだま、きれい!

砂の上に吹きかけてみると、虹色に光るたくさんのしゃぼん玉ができました。「ふ~!ふ~!」と夢中で吹く3歳児。不思議を見つけた瞬間でした。

不思議に気づくということは世界が広がっている証拠です。疑問や興味・関心は学びにとって“はじめの大一歩”です。この一歩はやがて人生にとっても大切な“一歩”となります。たくさんの“はじめの大一歩”を踏み出して、素敵な未来に続きますように…。

落ち葉の花火

落ち葉入れの大量の葉っぱを見て「花火大会」を思いついた子どもたち。落ち葉を空中に投げ上げることで即席の花火大会が!その後、再び落ち葉入れに戻した律儀さも子どもらしく思いました。

子どもは目にするもの、手にするものから様々なアイデアを思い浮かべ、遊びに結びつけます。大人から見て、見通しが甘かったり、手法が稚拙であると思っても、できる限り大人も童心に戻って一緒に楽しめば、お互い幸せな時間が過ごせます。

よーい どん!

満3歳児さんの初めての運動会。たくさんのお客さんの前でかっこいい「位置について」のポーズ。勢いよく走りきる姿は自信に満ち溢れていました。

時に幼稚園は子どもと一緒に正解を考える場所でもあります。一般的な“よーい”とは違っても、線から足を出さないや、ドンの合図があってから走る等の約束事はきちんと守っています。

応援ソング

水着に着替えて濡れてもよし!汚れてもよし!の夢中の泥んこ遊び・・・あれ、どうして長靴脱がなかったの?

「水着に着替えたのにどうして長靴を脱がなかったのか」ではなく「汚れた長靴は洗って乾かせばいいけれど、夢中で遊んで育ったココロは洗ってもなくならないし、乾くことはない」頑張れお洗濯の応援ソング!

いざ、勝負!!

朝、園に着くなりシーソーへ。カバンと手提げ袋、どっちが重い?なんとこの日は引き分け。意外な結果に、思わずニッコリ。

子どもは遊びの中から様々なことを学びます。日頃のちょっとした瞬間に保育者も一緒に立ち止まって、子どもの「発見!」「不思議?」の世界を大切にしたいと思っています。

サンタさん来てくれるかな

サンタさん来てくれるで。煙突からサンタさんくるんやで。私のおうちはお父さんが、ペーパーの芯で煙突作ってくれるんやで。

子どもの世界は、正解・不正解のような二択ではなく、無限に広がっています。何をどう考えるかという自分の思いと教えてもらった知識の部分が重なって、自分なりの答えを出していきます。

おいしくなあれ‼

玉ねぎの皮で染めた三角巾を頭に被ってお料理開始。「おいしくなあれ」とおまじないをしながら友達と協力して作ります。自分たちで作ったごはんは格別です‼

自分でする経験は何事にも変え難いものです。結果よりも、そこに至る過程にこそたくさんのドラマがあるはずです。効率的に結果を出すことよりも、考えたり悩んだり工夫したりしながら自分のなかで答えを出していく。そんな過程にこそ、育ちがたくさん詰まっています。

おとうさん、おかあさん いっしょにあそぼうよ。

今、幼稚園ではこんな遊びを楽しんでいます。
時間を見つけて一緒にお子さんと遊んでみませんか。
遊びを通じて、子どもたちの“こころのねっこ”はぐんぐん育ちます。

しあわせなら てを たたこう

作詞:木村利人
曲 :アメリカ民謡

使うリズムは(パン・パン)の2拍打ちだけ! 誰もが知っている「しあわせなら てを たたこう」 の曲を使って、楽しくリズム遊びをしましょう!

おひざの上で、ふれあい遊びとして

楽器を使って

リズムに合わせてダンス♫

音楽が早くなったり、 ゆっくりになったりするよ、 テンポにあわせて遊ぼう

こいのぼり

こどもの日の季節です。 親子でこいのぼりを作ってみましょう!

用意するもの

・好きな色紙(長方形)
・白と黒の紙
・絵の具(またはシール)
・のり
・割り箸

作り方

好きな色紙に「水で溶いた絵の具」等を使って指スタンプをしましょう。(指スタンプに抵抗がある時は、好きなシールを貼ってね)
長方形の長い辺を少しだけ折り返します。
白と黒の紙で大きな目を作り、のりで貼りましょう。
指スタンプした(またはシールを貼った)紙を筒状の形にし、のりで留め、セロハンテープ等で割り箸に固定すれば完成です。

おすすめえほん

ちっちゃなおさかなちゃん

作・絵 : ヒド・ファン・ヘネヒテン
翻 訳 : 古藤ゆず
出版社 : 学研教育出版

ちっちゃなおさかなちゃんが広い海の中で迷子に…。
不安でいっぱいのおさかなちゃんに、たくさんのおともだちが「ママならあっちだよ」と教えてくれます。ママに無事会えるでしょうか?コントラストの強い配色に子どもたちは夢中に!世界中で繰り返し読まれている絵本です

おいしい おと

作 : 三宮 麻由子
絵 : ふくしま あきえ
出版社 : 福音館書店

食べ物の音に興味を持ったことはありますか?この絵本では、食べ物を食べる音がおもしろい擬音で表現されています。絵本に出てきた食べ物を食卓に並べると子どもたちは音から食に興味を持ちます。お子様の好き嫌いに困っているお母さん、音から食への興味を引き出してみてください。

●過度な表現は控えましょう
「大きな声」や「絵本を大きく動かす」等の過度な表現を行うと、読み手に印象が残ります。絵本を通して豊かな想像力を広げられるように、心を落ち着かせて聴くことが出来る「音量」や「スピード」を工夫しましょう。

●“子どものことば”を大切に
絵本を読んでいると子どもたちはつぶやきを発します。それは、その時々の「心のことば」。耳を傾け、子どもたちの世界を広げてあげるのも読み手の役割です。

●余韻を楽しませてあげて
今読んでいるページを充分に満喫してから次のページに移りましょう。お話によっては脚色してみてもいいですね。また、読み終わった後も、子どもたちは「余韻」を楽しみます。文字がなくても、ゆっくり裏表紙まで見せてあげてください(裏表紙までお話が続いている作品もあります)。

幼稚園のこと、もっと知りたい!

Q:働いていても幼稚園を利用できますか?

平日も、夏休みなども「預かり保育」を実施している園もあります。詳しくは園に直接お問い合わせください。

Q:毎日お弁当を作らないといけないの?

多くの幼稚園で給食が導入されているのでご安心ください!

木々の春の新芽は力強く、そして柔らかくしなやかに出てきます。
そんな様子が幼い子どもたちと重なります。
子どもたちの営みは本当に可愛らしく、いろんな「ひと」に出会い、いろんな「もの」に出会い、いろんな「こと」がおきて、一つひとつに気持ちが動きます。
その気持ちが動いた時が、子どもたちの成長の瞬間です。
子育ては一人ひとり、やり方も思いも異なります。
そこに決められた正解というものはありません。
お父さん、お母さんと子どもたちが奏でる家族のハーモニーこそが、子育ての実りだと思います。それぞれの家庭が奏でる音色が 素敵な音楽になればいいですね。決して難しく考える必要はありません。
子育ては親育ち、大切な時間を子どもの視点でゆっくり楽しみながら一緒に歩いてみてください。京都のすべての私立幼稚園は、 子育て真っ最中のご家庭と一緒に、喜びも悩みも共有したいと思っています。

あるお母さんがつぶやいた一言です。
「子育ては育てるつもりが育てられ、大変な時が、大切な時」

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