絵本の紹介

【絵本の紹介】「へんしんトンネル」(あきやま ただし=作・絵  出版社=金の星社)

とうりん幼稚園 宇佐美有香

 このトンネルをくぐると、なぜかいろんなものが“へんしん”しちゃうんです。その名も「へんしんトンネル」。かっぱが「かっぱかっぱ…」とつぶやきながらトンネルをくぐると、「ぱっかぱっか…」馬になって出てきます。とけいがトンネルをくぐると…けいとに。ページをめくるたび、次は何に“へんしん”するのかな?とワクワク! この本を読んだ後は“へんしん”する言葉をさがしたくなります。言葉のおもしろさ、楽しさを味わえる1冊です。

【絵本の紹介】「ぜったい食べないからね」(ローレン・チャイルド=作 木坂 涼=訳 フレーベル館)

ひまわり幼稚園 山口 真智子

「ごはんを食べさせておいてね」。妹の面倒を頼まれたお兄ちゃん。でも妹は好き嫌いがたくさん。今日も「絶対食べないもんね」。さて、お兄ちゃんは無事に食べさせることができるのでしょうか?

 二人のやり取りが何とも微笑ましく、苦手なことも発想の転換で楽しくなることに気付かせてくれる1冊です。普段つい口うるさく言ってしまいそうなことも、お互いに楽しめる『子育てのヒント』も隠されているのではないでしょうか。