【絵本の紹介】「ながいでしょ りっぱでしょ」(サトシン さく)
ゾウ、ヘビ、キリン、ダチョウ、うさぎ、さるが登場し、自慢の長さをニワトリに見せつけます。ゾウははな、ヘビはからだ、キリンはくび、ダチョウはあし、うさぎはみみ、さるはしっぽを。
みーんな長くて素敵ですね。
人間も動物も、それぞれ個性を持ち、良いところが必ずあるのだと改めて感じた作品です。
木谷 衣里(七条幼稚園)
ゾウ、ヘビ、キリン、ダチョウ、うさぎ、さるが登場し、自慢の長さをニワトリに見せつけます。ゾウははな、ヘビはからだ、キリンはくび、ダチョウはあし、うさぎはみみ、さるはしっぽを。
みーんな長くて素敵ですね。
人間も動物も、それぞれ個性を持ち、良いところが必ずあるのだと改めて感じた作品です。
木谷 衣里(七条幼稚園)
特別な行事な らではの楽しさ を、テンポ良く 進むストーリー の中で沢山感じ られます。ほん わかとした登場 人物にも心が和 みます。
初めて友達と夜を過ごす子ども達の期待と興奮、初めて子どもと 離れて夜を過ごす親の不安感。子どもと大人が感じ る違ったドキドキ、どちらの立場にも共感してしま います。おうちの人と離れて過ごすことが心配…… という子どもも、やってみたい! 楽しそう! と、 きっと期待で胸が膨らむことでしょう。
寺田 優里(京都カトリック信愛幼稚園)
車のあかくんがでんしゃくんと一緒に並んでドライブするお話。
あかくんは電車と一緒に進むにつれ、青い車、トンネル、海、ボート、さらに色々な種類の車、オートバイ、人、街と、少しずつ出会い、世界が広がっていきます。読み進めていくと、あかくんはもしや、人生を歩み始めた「子ども」かも?じゃあ、でんしゃくんは・・・?このお話の楽しさの中に意味深いものがあるように感じました。そして更に、乗客の方にもご注目!
澤井 喜美子(復活幼稚園)
「はやくおきなさい!またねぼうでしょ」「ぼろぼろこぼさない!なんどいえばわかるの。
はやく食べなさい!」子どもなら言われた記憶が…。お母さんなら子どもに言ったことはありませんか。朝にっこり笑ってくれたら、もっとほめてくれたらと、子どもが望んでいることもお母さんは理解しているのです。子どもの事を心配して叱ってしまうのも、お母さんが子どもを愛しているからこそ。何気ない日常のお話ですが、「だいすき」がたくさん詰まった心温まるお話です。
藤谷 茜(あぐい幼稚園)
「おかあさんだいすきだよ」(作・絵 みやにし たつや 金の星社)
おにいちゃんが妹をからかうのには理由があります。でも、からかって泣かすだけじゃあない。そこがポイントです!おにいちゃんがからかって妹を泣かすという形でストーリーが進んでいきますが、挿絵の中に、妹想いの優しい行動や感情が描かれていて、文章が添えられていなくても、その行動と優しさに「こんな場面ある!ある!!」と感じながら、思わずジーンとしてしまいます。
訳者あとがきもぜひ、読んでください。
中嶋千里(かもがわ幼稚園)
「おにいちゃんといもうと」(文:シャーロット・ゾロトウ 訳:おーなり由子 絵:はたこうしろう)
もしもおうちにねずみが住んでい
たら・・・
ドドさんの家にこっそり住むねずみの4 兄弟。4 番目のねずみはやかましやのヤカちゃん。ヤカちゃんの大きな声がきっかけでドドさん夫婦は大騒ぎ!!ねずみとりや猫を使ってねずみ退治を試みるのですが・・・そんな中、ドドさんの家に泥棒がやってきます。さてさてドドさんのおう
ち&ヤカちゃんはどうなるのでしょうか?
厄介なはずのねずみにだって大切な命がある。“番ねずみ”ならおうちにいてもいいかも?なんて思えるかわ
いいお話です。
木村恵美(アヴェ・マリア幼稚園)
「番ねずみのヤカちゃん」(リチャード・ウィルバー さく 松岡享子 やく 大社玲子 え 福音館書店)
頁を開くと早速沢山のパン。
「うわー」と子ども達の眼もキラキラ。そして、三人兄弟の生き生きとしたパン作りが始まり、ゆっくり真剣に作る様子を見ていると、一緒に作っている気分になります。いろんな形のパンに楽しさいっぱい。頑張って作った出来たてパンを前に、喜びが伝わります。「おいしそう!」「たべたい!」と、今にもいい香りがしてきそうな温かい絵が子どもの心に残ります。皆でパンを作りたくなる一冊です。
市川真梨子(本願寺中央幼稚園)
「ぼくのぱん わたしのぱん」(神沢利子・ぶん 林 明子・え)出版社 福音館書店
冬仕度の為にせっせと働く野ねずみの仲間達。一見何も働かないフレデリック。食べ物も尽き、寒く凍えそうな仲間の心を光・色・言葉で満たしてくれたのは「その時」の為に自分なりのやり方で備えていたフレデリックだった。彼の紡ぐ詩は想像力を与え、希望へ。小さな仲間の世界に自分を置いてみたり、自分の周りのフレデリック探しをしてみたりも楽しい。
丹治かおる(相愛幼稚園)
「フレデリック」(レオ=レオ二 訳 谷川俊太郎 )出版社 好学社
寒がりやのとかげの子、ちょろりん。ある日、かあさんに頼まれたおつかいで街に出かけます。街角で見つけた“はるのはらっぱいろのセーター”が気に入ったちょろりんは、このセーターが欲しくてたまらなくなりました。でも貯金箱の中のお金では足りない…
ちょろりんはどうするのでしょうか?
とかげの街の冬支度の様子や、はるのはらっぱいろのセーター。冬の透き通った空気や暖かい春の匂いが絵本から香ってくる…今の時期にぴったりなお話です。
高橋 優子(京都カトリック信愛幼稚園)
「ちょろりんのすてきなセーター」( 降矢なな さく・え) 出版社 福音館書店
ある日、森の中を一人で散歩する男の子。
ラッパを吹く男の子の散歩に出会う動物達が次々へと参加していきます。
みんなでピクニックしたり、かくれんぼしたり。
「もういいかい?」目を開けると、もう動物達はいませんでした。
さて、これは夢だったのでしょうか?
全ページ白黒で表現され、どんどん不思議な世界に吸い込まれていくファンタジー溢れる一冊です。
明幼稚園 前 愛里
「もりのなか」( マリー・ホール・エッツ:文/絵/まさき るりこ:訳) 出版社 福音館書店