活動報告

●第27回 設置者・園長特別研修会【総務部】

日 時:12 月14 日(土) 15 時~
参加者:38 園 52 名 
    演題「ヒトの発達の謎を解く~胎児期から人類の未来まで~」
    講師 京都大学大学院教育学研究科 日本学術会
       議連携会員 明和政子 先生

 前年度に引き続き、明和先生にご講演いただきました。チンパンジーの育児の話を交えながら、ヒトの育児についての話から始まり、乳幼児期の環境が不適切であると思春期が早まる因果関係であったり、親としての養育に適した脳は経験学習によって発達すること、シナプス密度の変化の時期や前頭葉の発達など、そして胎児期から子どもは親の声を理解していることや最近の研究で赤ちゃんの脳は他者から触れられる経験が脳の学習力により強く影響を与えることが数値化されてきて親の「声かけ」「微笑み」「抱き・授乳」することが、心地よさを与えてくれるという記憶となり他者と円満な関係の礎となることを聞き、養育者に対するバックアップが欠かせないことを学び、子育て家庭へのサポートについて一考した有意義な時間でした。今回の研修会参加者には明和先生の演題と同じ最新著作を進呈しました。