担当理事からのレポート

令和3年度 第5回京都府幼稚園連盟 ミドル研修会

令和3年10月28日(木)、第5回ミドル研修会が開催されました。
今回は対面研修でグループディスカッションも行いました。
欠席は2名でした。
京都教育大学幼児教育科 准教授 佐川早季子先生が「幼児期の造形表現」というテーマで講演頂きました。
心を動かす出来事などにふれ、感性を働かせる姿や自分で表現したり、友達同士で表現する過程を楽しむ姿を支えるにはどうすればいいかということをNHKの映像を交え、お話し頂きました。
製作をしたり、絵をかいたりした時に、上手か下手かという価値観で、はかるのではなく、作る過程に着目し、ほめることの重要さを学びました。
また、身近なものから素材を見つけ、五感を働かせ、自分で表現するだけでなく、共同作業の中で、友達同士で様々な表現が生まれることは、みんなの力を自分の力にすることに繋がることも学びました。
実りの多い120分の講演でした。

次回は最終の研修会になります。

ミドル研担当理事 尾野 直子



令和3年度 第4回京都府幼稚園連盟 ミドル研修会

令和3年9月17日(金)、第4回ミドル研修会が開催されました。
緊急事態宣言中のため、オンライン(リアルタイム)研修となりました。
富山短期大学 幼児教育学科 准教授 嶋野 珠生先生を講師に迎え、
「子育てを取り巻く現状と保護者理解に基づく保護者支援」というテーマで講演頂きました。
保護者の困りに耳を傾け、想いを聞き、子供のことを一緒に話せる関係を作ることは、保護者との信頼関係につながること、保護者の立場に立って、困ってることを共有し、それを一緒に解決するところから始めること、園で解決できないところは専門家と連携をし、一緒に取り組んでいく等、興味深い、学びの多い90分の講演でした。

次回は10月28日(木)対面研修となります。

ミドル研担当理事 尾野 直子


令和3年度 第3回京都府幼稚園連盟 ミドル研修会

令和3年9月2日(木)、第3回ミドル研修会が開催されました。
当初は対面式研修の予定でしたが、緊急事態宣言が発令されたため、急遽、オンライン研修となりました。
兵庫教育大学 小学校教員養成特別コース 准教授 鈴木 正敏先生を講師に迎え、
「保育者と幼児の主体性を育む~主体的・対話的な保育と園内研修~」というテーマで講演頂きました。

実際の園での保育を交えながら、子供同士で相談し、ひとつのことを作り上げる大切さ、
保育者主導でなく、子供たちが考えて、行動することなど、すぐにでも保育に取り入れたい内容が盛りだくさんでした。
また、保育者同士の意見交換が楽しく笑顔でできる園内研修は子供たちの鏡となるということも保育にとても大切なことだと痛感しました。
実りある90分の講演でした。

次回は9月17日(金)、オンライン研修となります。

                    

ミドル研担当理事 尾野 直子


令和3年度 第2回京都府幼稚園連盟 ミドル研修会

令和3年6月30日(水)、第2回ミドル研修会が開催されました。
今回は初回の対面式研修となりました。
講師の先生は京都大学大学院文学研究科、准教授 森口佑介先生で、テーマは「子どもの社会性の発達とその格差」でした。
向社会行動の発達についてのお話の中で「他人に親切にすると他の子から親切にされる」
というお話や発達格差は発達の遅れではないというお話もとても興味深く、実りの多い研修となりました。
第3回は9月2日(木)、対面式を予定しております。
                    

ミドル研担当理事 尾野 直子


新規採用教員研修会(第6回)(京都府立ゼミナールハウス)最終日

いよいよ最終日。あいにくの雨の為、室内で朝の集いを行いました。

テーマは『子どもと楽しむフラダンス』子どもと共に楽しく体を動かし、心身共に元
気になろう!
といった内容です。

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運営委員さんの本格的な衣装や踊りを見ながら、フラの基本ステップを学び、曲に合わせて踊ってみました。

みなさんとても上手でしたよ!!
その後、チェックアウトし荷物をまとめます。

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今回、初の試みであるワールドカフェ。

会議室での機能的な会議より、「カフェ」で行なうような、オープンで自由な会話を通してこそ、
活き活きとした意見の交換や、新たな発想の誕生が期待できる、という考え方に基づいた話し合いの手法です。
何もなかった会場があっという間でテーブル・イスで埋まりました。初めてのチャレンジの為、セットの微調整に時間がかかりました。

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昨日に続き茶原先生が中心となり、運営委員はサポートする形で講義が進められていきます。

テーブル上にはドリンクやお菓子があり、いつもの研修とは違う雰囲気です。
150人ほどが37のテーブルで入れ替わり立ち代わり話をします。
この入れ替わりを3ラウンド行いました。

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話し合うテーマは『先生になって良かったと思った瞬間は?そして1年後の私はどんな人になってたいですか?』

といった内容です。
今までの振り返り、そして未来への期待を交え、目を輝かせながら受講生同士で話をしていました。

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模造紙に書か切れないくらいの意見がでてきました。

会場の両サイドには、この研修で班ごとに模造紙に書き出した目標『ビーイング』があり、また会場後方には、運営委員の先生たちが研修の事前準備で『受講生にこの研修でどんなことを学んでほしいか』をテーマに話あったことが模造紙いっぱいに書き出されてました。

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引き続き、京都府文化環境部文教課 主査 北村章子先生による人権研修をおこないました。

北村先生には3日間同行頂き、大変お世話にになりました。
言うまでもなく人権研修もとても大切なものありますが、最後まで受講生は熱心に研修を受けておりました。

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そして閉会式。

お忙しい中、京都府文化環境部文教課 副課長 小寺泰二様にもご臨席いただき、ご挨拶をいただきました。
昭和54年より京都府の共催にてゼミナールハウスで始めた歴史ある新規採用教員研修会。
多くの方々にお支えいただき、無事に今年も2泊3日の研修会を終えることができました。

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いよいよお別れのとき。2泊3日を過ごしたゼミナールハウスを後にします。

受講生の皆さん、この3日間の出来事を忘れないでくださいね。
しんどくなったとき、つらくなったとき、この日のことを思い出してください。
皆さんには共に学んだ多くの仲間がいます。そして、これが終わりでなくスタートです。
これからも共にがんばりましょうね!!

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新規採用教員研修会(第5回)(京都府立ゼミナールハウス)2日目

2日目のスタート。お天気にも恵まれ、実技研修「朝の集い」フィールドビンゴを行いました。

自然の中から9つの色を探しだし、ビンゴカードを埋めていきます。
改めて沢山の自然に囲まれていることを実感しましたね。

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朝食後、ゼミナールハウスより広大な広場へと会場を移動し、実技研修「チームビルディング」を行いました。

講師は神戸スカイアドベンチャーの茶原忠督先生です。
サポートする京私幼の運営委員もこの日までに3回の講義を受け、自ら体験・振り返りを行い準備をしてまいりました。

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チームビルディングとは、グループワークを通してそれぞれのグループに与えられた課題を、体を動かしたり考えたりしながら解決していく体験活動です。

朝からとても暑かったですが、少し風が吹いてくれましたので何とかしのぐことができした。

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課題を解決していくには仲間との話し合いが必要であり、反省と失敗を繰り返しながら他者とのかかわり方を学んでいきます。

こちらは「ネームシャッフル」、15人ほどいる班全員のニックネームを入れ替わりながら覚えていくゲームです。
記憶とは儚いものであることを実感。

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こちらは「人間知恵の輪」にチャレンジ中!!汗をかきながらも、皆の知恵を総動員して解いていきます。

でも、なかなか思うようにうまくいかないようになっています。

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午後からゼミナールハウスの向かい側にある、京都府立北桑田高校の体育館へ会場を移しました。

写真はお昼にチームごとで設定した「ビーイング」という取り組みで、模造紙に皆の目標を書き連ねたものです。
受講生の熱い思いがヒシヒシと伝わってきました。

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体育館の中はもちろん冷房はありませんのでとても暑かったですが、熱中症に気を付けながらも汗をかくことも大切です。

便利なものに囲まれた普段の生活から、不便や不快なことも体験して改めて日常の生活に感謝することがあると思います。
チョコレートの川を沈まないように進んで対岸に渡る「マシュマロリバー」にチャレンジ中!!

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「みんなで立とう」のひとコマ。

手をつないでタイミングを合わせて立ち上がります。立ち上がるとき動いたらNGです。
どうしたらうまくいくのか試行錯誤。皆のアイディアが飛び交います。ラストには講師の先生も驚く、受講生の行動があり感動しました。

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夜はキャンプファイヤーを行いました。オープニング「遠き山に日は落ちて」をみんなで歌い、連盟役員・運営委員によるオープニングスタンツで幕をあけました。

炎も勢いよく立ち上がりました!!

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照明はほとんどなく、キャンプファイヤーの炎とランタンの明かりしかありません。

火の大切さを再認識してくれたと思います。
暗くて見えにくくなると、人は五感の視力以外の聴力や嗅覚などの力も十分に使っていくのかと思いました。

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単に見ているだけでなく、班ごとに「ダンス」・「寸劇」・「劇」・「楽器」の出し物を行います。

出し物のジャンルは1日目の夕方にくじ引きをして決定しました。打合せを通して、班のメンバーとの十分なコミュニケーションをとることができました。
結果でなく打合せで試行錯誤する過程が大切だと考えます。

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キャンプファイヤー後、ゼミナールハウスに戻る道にの両側に受講生が書いたメッセージがキャンドルに照らされ長い長い道となっていました。

この時の思いをいつまでも忘れないでくださいね。
明日は2泊3日の最終日。どんな学びがあるのでしょうか。

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新規採用教員研修会(第4回)(京都府立ゼミナールハウス)1日目

京都府私立幼稚園連盟で伝統と歴史ある、新規採用教員研修会が本日よりスタートしました。

京私幼加盟園で今年新しく採用された先生たちを対象に研修会を行っています。
場所は、京都府立ゼミナールハウス。豊かな自然に囲まれた素晴らしいロケーションのもとで2泊3日を過ごします。

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理事・運営委員は早朝より現地入りし準備を進めました。

こちらはスタッフルーム。ご覧のように部屋中に備品がギッシリと並んでいます。
新採研は全て先生たちの手作りの研修会で、多くの方々の力なくしては開催することができません。
事前の打ち合わせや準備もこれまで沢山行ってまいりました。

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受講する先生たちが到着しました。

京都駅からバスに揺られること約1時間少々。
到着後、食堂で一斉に昼食をとりましたが、学生時代を思い出した先生もいたと思います。
今年の予定受講者数は149名、12の班に分かれて活動します。

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そして開会式。

京都府の歌・京私幼連盟歌の斉唱、その後のオリエンテーションでは研修のねらい・諸注意を担当理事から、施設の利用の諸注意をゼミナールハウス細見様より案内いただきました。

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京都府文化環境部文教課課長 稲垣勝彦様にはお忙しい中ご臨席賜り、激励の言葉を頂戴いたしました。

京都府文教課様には、いつも京私幼連盟のために温かく・そして力強いサポートを頂いております。

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引き続き、大阪教育大学教育学部准教授 中橋美穂先生による実技研修「子どもの遊ぶ姿から見えてくるもの」を行いました。

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こちらの研修はグループワーク中心。受講生ひとりひとりが主人公です。

子どもの内面を読み取る研究を他の先生たちの視点を交えながら、班ごとに意見交換をしました。

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中橋先生には前回6月にも講義をいただきましたが、今回もその内容はつながっています。

自身の意見をはっきりと発表する受講生が多く、4月からの成長がうかがえました。

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その後、京私幼連盟事務局長 中村浩三先生による実技研修Ⅱ「手品講習」がありました。

3つ披露いただきましたが、どれもすぐに使えそうなもので、とても参考になったようです。
手品で受講生の笑顔がいっぱいになりました。

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続いて、安井幼稚園 藤田晋嗣先生による研修講義Ⅰ「キャンプファイヤーについて」では
キャンプファイヤーの起源や取組方法などの内容を学びました。

そして、明日(23日)のキャンプファイヤーでの各班の出し物をクジ引きで決めます。

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出し物の内容は「歌」・「ダンス」・「ゲーム」・「寸劇」の4つのジャンルに分かれます。

夕食後、各班で決まったジャンルについて打合せをして、一日目が終了しました。

大変疲れていると思いますのでゆっくり休んでください。
また明日頑張りましょう!!

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