絵本の紹介

【絵本の紹介】「タンゲくん」 ( 片山健 福音館書店)

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 片目の猫タンゲくんは、ある日うちにやってきて、うちのねこになりました。気味の悪い虫はとってくるし、満月の夜には家中を走り回ります。それに外で会うと、知らんぷりしたり、隠れたりとミステリアス。へんなタンゲくん。でもだいすきなタンゲくん。文にはなっていなくても、思いやり溢れる家族の優しさが伝わってきます。タンゲくんの面白さと何事にも大らかに受け入れ、包み込む家族の様子から温かい気持ちになれる絵本です。

黒田純子(本願寺中央幼稚園教諭)

「タンゲくん」| 福音館書店