おかあさんに編んでもらった赤いてぶくろは、ちびちゃんの手をいつもふっくらふんわり包んでいました。 雪だるまを作ったあとは、ちいさな手が冷たくならないように毎晩ストーブの前でてぶくろを温めていました。ある日、ちびちゃんは右のてぶくろを落としてしまい、探しまわっても見つかりません。そのてぶくろは たくさんの動物たちから温かさを届けられましたが、さ てどうなってしまうのか…。 動物たちにも大切にされ、優しく心あたたまる絵本です。
くるみ幼稚園 今中 沙里香