絵本の紹介

「シロナガスクジラ」加藤秀弘 文  大片忠明 絵  福音館書店

地球上で最も大きな動物、シロナガスクジラ。
その母親が、赤ちゃんを産み育てるために、何千キロもの旅をする姿が描かれています。
餌の豊富な北の海から、あたたかい南の海へ。半年以上なにも食べずに子どもを育てる母クジラの姿に、命をつなぐたくましさや愛情の深さを感じます。
壮大な自然に心を動かされながら、子どもたちと「生きること」や「親子のつながり」について、思いを巡らせられるきっかけになる一冊です。

佛教大学附属こども園 八田美緒