輝く瞬間

【輝く瞬間】 2012年2月

さつき幼稚園 片山 正宏

 「おはようございます」、「おはよう」と口々に挨拶しながらバスから降りて来る子、挨拶代わりに手にタッチして来る子、「園長先生ずるい。手袋して」と文句をいう子、手を振るだけで教室へ走る子。母親に送ってもらい、名残惜しそうにバイバイする子。登園時、子どもたちは様々な姿を見せてくれます。

 どの子も、今日はどんな楽しいことがあるのかと期待に胸膨らませ、目を輝かせ、元気いっぱいです。迎えている私まで元気をもらい、何かすっきりした気分になってきます。

 子どもたちが、このエネルギーと目の輝きを、いつまでも持ち続けてほしいものです。

 猛烈な受験戦争があった時代、元知事の蜷川さんは「十五の春は泣かさない」といっていましたが、私たちも、子どもたちが「世に出る春は泣かさない」社会を実現するため、日々何をすべきかを考え努力しなければならないと思っています。