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【輝く瞬間】 2019年 9月

吉祥学園 寺西幼稚園 寺西正毅

 「色で惑わす西瓜でさえも、中に苦労の種 がある」人は何の苦労もなく生きている様 でもその人の立場になれば、色々な苦労が あって今日に至っているという詠です。              
その他、こんな一言もあります。
 いがみあうと地獄・おがみあうと極楽 
 一字違いで大違い。言葉の使い方一つで随 分違って参ります。言霊の力によって人間 は、どうにでも変わる事ができると思いま す。言葉獲得の大切な時期、幼稚園時代の 言葉かけはその子の人生にも関わってきま す。どうかこの大切な時期に美しい言葉、 豊かな言葉で子ども達を育てようではあり ませんか。一人一人が尊い子ども達です、 もっともっと愛でて育てていこうではあり ませんか。「三つ子の魂 百まで」の古き ことばは科学的にも立証されています。 3歳までに作られた尊い土台を、さらに、開花させて参りましょう。

【輝く瞬間】 2019年 7月

安井幼稚園 藤田寿男

 
  

 恒例のお泊まり保育の朝、二日分の荷物を背負って、お母さんと一緒に登園してくる子どもたち。表情は複雑。園長先生から心構えを聞き、全員後ろを向いてお母さんと対峙する。お母さんたちも表情は複雑。声を揃えて「行ってきま~す!」。このあたりから、みんな覚悟を決めたように、自信ありげな顔つきに変わってくる。笑顔も戻ってきた。お母さんたちも安心した様子。そしていよいよバスに乗って出発。もう子どもたちの心はこれから始まる楽しみなプログラムに向かっている。
七~八名の少グループに一人の先生がついて、グループの中で役割を決め、数週間前から活動を共にし、とうとう迎えたお泊まり保育は年長児にとって、幼稚園生活三年間の一番思い出に残る大切な二日間。何といってもクライマックスはキャンプファイア、どの子の瞳に                     も炎が輝いている。そして“おやすみ”前のひととき、担任がお母さんから預かっていたメッセージを一人ひとり読み上げる。子どもたちの瞳にどんな励ましの言葉として輝いていたのだろう。その瞬間に立ち会える幸せが今年もやってきた。

【輝く瞬間】 2019年 6月

聖三一幼稚園幼稚園型認定こども園 松崎美幸

 
  

 園庭には樹齢100年の京都市指定の銀杏の木があります。日々緑も色濃く、雌の木には小さなギンナンが可愛く揺れています。子ども達は、冬には枯れたように沈黙していた銀杏が芽吹き、成長していく姿を、デッキから観察し目を輝かせて「美味しそうだよ~」「サクランボができたから、ちょっと来て来て~」と呼びにきます。
 ある日のこと、3歳児さんが、路地裏散歩から帰って来た乳児組の子どもの靴を脱がしてあげて、靴下も脱がしてあげて・・・と一生懸命お世話をしてあげています。やっと自分の靴下が履けるようになったばかりなのに・・・な・・・と思わず笑みがこぼれます。入園してから毎日、お兄さんお姉さんがしてくれたお世話が、とても嬉しかったのでしょう。
 自然も子ども一人ひとりも・・・育ち合っていく小さな小さな輝きを大切に、神様に感謝し成長していきたいと願います。

【輝く瞬間】 2019年 5月

京都産業大学すみれ幼稚園 松尾 光敏

 
 園庭には毎年たくさんの花がさきます。

「園庭にお花がさいたら教えてくれること」を、一学期のはじめに子どもたちへ話をします。年長さんには「お花の名前を教えてくれる」ことも話します。

 五月上旬頃から、子ども達はお花がさいたことを、教えてくれます。子ども達は,図書室の本で調べたり、時には、お迎えのお母さんと花壇まで行って見ています。

 そんな中、造園屋さんが花壇のお花の入れかえに来られました。職人さんには「子ども達がお花の名前を聞いても、自分で調べるように言って下さい」と伝えました。

 ところが、夕刻、職人さんが「すみません。子どもさんに花の名前を教えてしまいました」とお詫びに来られ、よく聞くと、子ども達のあまりの可愛さに絆ほだされ教えてしまいましたとのことでした。「子ども可愛さ」では致し方ないこととすぐに合点がいき、子ども達にお話をして下さったお礼を言い
ました。大人の心までも揺り動かす「子ども達のキラキラした輝く目」には秘められた魅力があることを実感した瞬間でした。

【輝く瞬間】 2019年 4月

龍谷幼稚園 南 俊生

 年少組のA君は今でもまだよく泣く子です。
「ブロックを貸してくれへん」と言って泣き、「○○ちゃん遊ぼうと言ったのに、返事してくれへん」と泣きます。
以前は周りの子も「先生!A君が泣いてはる!」と言いに来てくれたり、年上の子らは「何で泣いているの?」と心配してくれましたが、最近は泣き声の方を見て大事ではないなと思うと、特に心配することも無くなってきました。

そんなAくんも、もうすぐ年中組になります。

体験入園の日があり、未就園児がやって来ました。

案の定、お母さんから離れるのが悲しくて大泣きする子が沢山いました。

在園児は手を繋いでくれたり、先生を呼んでくれたり優しくしてくれます。

そして、あのA君の横にも未就園児が来て、Aくんが使おうとしていたブロックをさっと取りました。

どうするのかなと見ていると、「もう使わへんから、貸してあげる」と言って、一緒に遊び始めました。
そして、その目は「僕はお兄さんになるから、これぐらいでは泣かへん」と言う自信の光が見えました。

【輝く瞬間】 2019年 3月

南殿幼稚園  粟津 篤

 今年は寒さが格別でした。しかし、例年通り園庭の白梅が一月中旬頃より咲きはじめ、間もなく満開を迎えようとしています。

 そして、三月、桜の季節を迎えました。いよいよ小学校入学を控えた年長組は心の中では期待と不安でいっぱいでしょう。その子ども達を見て多くの先生方は寂しさを感じているでしょう。

 日本の幼児教育の先覚者である倉橋惣三先生は、その著書の中で「先生達は、毎日子ども達に本当に出会っていたのだ。だから、先生達の目から涙がこぼれ、さびしいのだ。」と。

 近年、温暖化の現象で季節の一部が一歩早く進んでいるようです。我々日本人にとって桜は特別な思いがあります。

 四季がはっきりしている日本では、桜は新しい旅立ちのしるし。卒園、進級と、真の出会いに感謝し子ども達の成長を願わずにはいられない三月です。

【輝く瞬間】 2019年 2月

寺之内幼稚園  末吉 淳周

 節分の豆まきが終わると、各学年で劇あそびに取り組みます。毎年オリジナルの台本を作って、導入から3週間ほどで仕上げて参観日にお披露目します。
 面白可笑しく劇の流れを伝えたら、役を決めていくのですが、「私は絶対この役!」と主張する子、「人数多過ぎるから他の役でもいいよ。」と空気を読む子、「お友達が変わったから僕も変わる。」と流されやすい子など、それぞれの性格が表れる時間です。配役が整ったら、台詞や動きを覚えたり、お面や小道具、場面装飾を作ったりして毎日劇あそびを楽しみます。年長児の劇を見た後は、「おおきいぐみさんのようにやってみたい!」と急にやる気が沸いてくるようで、年中児・年少児の目の色が変わります。劇あそびは、一つのことに友だちと一緒に取り組む成長した姿が眩しく輝き、自信へと繋がる大切な経験です。

【輝く瞬間】 2019年 1月

天授ケ岡幼稚園  福田 義明

遅めにお父さんの車で当園 窓の外からトントンとたたく にっこり笑顔すんなり降りてきて園に入る くつのはき替えに時間がかかり せかされるが全く気にせず途中でぐずり出す なだめられながら脱いだ 年長児の男の子 芝生の所で体操の練習がはじまる 素足で歩くのは全く嫌がらないがそこでじっとしているのが嫌でぐずる 保育者のスキをみて脱走するがすぐ連れ戻されている 芝生のうえに座ると草(しばふ)をむしり出す またしかられていると石のようなものを口に入れまたしかられる 次に木の枝をとり口にくわえて取り上げられる。
部屋に入り保育者が職員室に行っている間に隣の小さい子の部屋に入りブロックを口にくわえながらにこやかな笑顔で遊んでいる 全く遜色なくなじんでいるしばらく様子を見て一緒に部屋に戻ると保育者の背中に乗って甘えたりおもちゃをほーりなげたりして遊んでいる。 保育者と一緒にトイレ(絵本をみながらウンチがでた)うがい 合同礼拝へいすを持って移動 いすに座ると隣の保育者にひっつき顔をくっつけてクウクウと笑う ご機嫌で声を出しながら保育者の顔をいじっている。
インテグレーション(統合)教育からインクルーシブ教育へ個々が必要とする支援 いろいろ人的な配慮を行いつつ 健常児と共に障害児が学ぶことが大切です。

【輝く瞬間】 2018年 12月

聖光幼稚園 園長 松山健作

 寒さが本格的になりますと聖光幼稚園では、クリスマスの準備が始まります。キリスト教主義幼稚園にとって、クリスマスはこの世にイエスさまを迎えるとっておきの時間です。

 一般の商業的なクリスマスとは異なり、サンタクロースのプレゼントや街中の煌び
やかなクリスマスツリー、豪華な食事のイメージはありません。

 こどもたちと聖書のお話しを通して、世の中が闇に支配されていたところに一筋の光が与えられた喜びを分かち合います。こどもたちは、イエスさまがお生まれになった時代状況を一人ひとりが少しずつ理解して、降誕劇(ページェント)を準備します。

 これは単なる劇にしか見えないようにも思われますが、私たちはイエスさまがこの世に来られたことを記念する大切な礼拝として守ります。主役は、誰も演じることのできないイエスさま。こどもたちは、みんな脇役となって一生懸命です。しかし実は、こどもたちの演技一つひとつがイエスさまの光と共に輝いている瞬間であるのです。

【輝く瞬間】 2018年 11月

京都カトリック信愛幼稚園  大庭 早苗

幼稚園では、多くの園児との出会いが毎日展開される。

しかし全員の園児と密度の高い出会いが出来るとは限らない。

そんな中でも解決法はある。出来るかぎり、多くの園児との交わりを持つ為に・・・それは『アイコンタクト』である。
物理的には離れていて直接話せなくても、心を通い合わす事が出来るのが、この『アイコンタクト』である。  目の表情をしっかり汲み取りそこから相手の心をよみとり、受けとめ、言葉以上の思いを相手に伝える事が出来るのである。その時の園児の表情は静かな喜びと輝きを放ってくれている。

昔からよく言われているように『目は口ほどにものを言う』とはまったくその通りである。園児達の心の成長と共に大人(特に大好きな大人)と交わすこの『アイコンタクト』は計り知れない落ち着きと深さと広さをもち相互の心を本当に豊かなものにしてくれる。

私自身にも 光輝く若い、エネルギーを存分に与えてもらい、それに加えて私からも、笑顔と共に園児達の頭を優しく撫でて、私の手を通して『愛』を分かち合う特権も与えられているという事はなんと幸せな事であろうか・・・

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