【輝く瞬間】 2013年7月
本願寺中央幼稚園 園長 日野昭文
暑い日差しの中、日陰ではだんご虫やあり探しをしている子ども達。発見すると、「見つけた!」あっという間に人だかりが出来ます。子ども達は生き物に興味津々ですね。
昨年、育てていたアゲハのさなぎが虫に食べられてしまったことを、ずっと悲しんでいたIくん。度々図鑑を見ては、「これ、虫さんに食べられちゃったね」と悲しそうに言っていました。さて今年は!みかんの木に集まった幼虫を見せると、思い出してまた悲しい顔に。それから毎日虫カゴを覗いては「大丈夫かな?」「先生、餌あげて」「虫さん食べに来ないように守ってあげる」さなぎになると、糸が切れないように「カゴ揺らさないで」と友達に教えてあげていました。そしてある日の朝、「ちょうちょになってるよ!」いち早く見つけたIくん。みんなで外に逃がすことに。「ばいばーい!また遊びに来てねーちょうちょになれてよかったねー!」満面の笑顔で手を振り続けるIくんでした。