【輝く瞬間】 2013年12月
太秦幼稚園 松本 佳子
いよいよ十二月になりました。肌で感じる寒さがどんどん厳しくなるこの季節、もうしばらくすると、子どもたちはワクワク、ドキドキし始めます。子どもたちにとって、最も嬉しいイベントの一つ、クリスマスが近づいて来るのです。一段と深くなった師走の趣と相俟って、まさに風物詩ともいえる光景が見られます。
「今年はサンタさんに何をお願いしようかな」「いい子にしていたから、サンタさん来てくれるなぁ」。
こんな会話を聞いているとこちらまで楽しくなってきます。弾む声、きらきらした瞳。子どもたちがお互いに笑顔で、楽しそうに話をしている姿は、私には何よりも輝いて見えるのです。そんなかわいい子どもたちもいつかは、サンタさんの正体に気が付くでしょう。自分達が親になり、サンタさんを演じる様になった時、子どもたちの姿を見て、自分達が子どもの頃にどれほど瞳を輝かせクリスマスを楽しみにしていたことか、その純粋な気持ちを覚えておいて欲しい。そう願っています。