【新連載】生活と絵本を紐付けて…行事と絵本 4回シリーズ(2)
絵本でSDGs 推進協会代表 朝日 仁美
今年もよろしくお願いします
令和6年元日、石川県能登半島を震源とした大きな地震が起こりました。私の住む糸魚川でも震度5強の揺れを感じました。今までに体験したことのない長い揺れでした。幸い本棚などが倒れることはなく、火の元を確認し玄関に置いてある防災用品を持って外に出ました。ここまでするのがやっとでした。避難は免れましたが、その晩は家族全員で洋服を着たままリビングにて就寝しました。
震源地付近の皆さまにはお見舞い申し上げ、これから私たちができることを考えていきたいと思っています。
京都の皆さまには今一度 防災についてご家族で確認されてください。避難時に持って出るものや避難経路などです。防災用品の中に今の子どもの月齢にあったものが入っているかどうかです。どうかすぐに行動してください。お願い致します。
今回は「しりとりと絵本」について書こうと思います。
突然ですが、最近子どもたちとしりとりをしましたか? 我が家は子どもが小さい頃から車の中でよく行いました。そのせいか我が子の特技の一つにしりとりが入っている気がします。しりとりはものの名前などを知らないと続かないゲームです。ではやったことない子どもにどうやって教えるか? ですが、ここで絵本の登場です。
実はしりとりをテーマにした絵本はたくさんあります。物語仕立てになっている『しりとりのだいすきなおうさま』(すずき出版)を読んでみましょう。何でもしりとりのように〈マド ドア アルバム〉と並んでいないと気がすまない王様が主人公です。お話の中のしりとりを体験してルールを理解するのがいいと思います。こちらの作品はたくさんの子どもたちに読み聞かせができるビッグブックもありますので、園での読み聞かせにもオススメです。