活動報告

●第1回京都市地区新規採用教員研究会【教育研究部】

 10月28日(水)3時~ 平成27 年度新規採用教員108名参加のもと、第1回京都市地区新規採用教員研究会を行いました。

 講師の平安女学院大学短期大学部学部長 磯野眞紀子先生に「子どもとともに、仲間とともに~育ちあう関係を~」をテーマに、教員になって半年を経過された先生にとって大変大切な意義深いお話をしていただきました。

 ①「すぐに楽しむことができる」
 ②「教育に熱くなる」
 ③「自ら高まろうとする」の3点を教員として常に意識しておきたいこととして教えていただきまた。

 また、不断の勉強を怠らないということができているか、あらためて自分を見つめなおす機会となりました。

●第20回 就職説明会及び私立幼稚園を紹介する会【振興対策部】

日時:10 月24 日(土)2~4時
場所:リーガロイヤルホテル京都 2F「春秋の間」
参加者数:ブース47 ヶ園、資料5ヶ園、学生約100 名
内容:
開催にあたり、京府私幼連盟理事長の田中雅道先生より学生さんに、「私立幼稚園を取り巻く現状と幼稚園教諭の良さとは」と題して講演をしていただきました。その後はホテルの会場にふさわしく、ゆったりした雰囲気の中で各ブースの説明がはじまりました。

 今後の課題もありましたので次回の活動に生かしていきたいと思います。

●第4回 特別支援教育研究会【教育研究部】

 10月21日(水)14 時30 分~ 17:00 まで63園79名の参加を得て 第4 回 特別支援教育研究会が、こどもみらい館4 階第1 研修室で行われました。

 今回は、大部分の時間を使い朝野先生より下記二つのテーマでご講義いただきました。

 ①「支援の必要な子どもに対する指導の手だてや支援の在り方」…子どもの育ちを見つめて
 ②京都市の就学支援指導  就学支援シートの実施に向けて 

☆最後にグループに分かれ、各園のインシデントの分かち合いをしました。

●はのんの会合同研修【振興対策部】

(テーマ)
 教育クリエイター 吉永幸司先生に「幼児期の子育てが小学校を楽しくも辛くもする」というテーマでご講演いただきました。

 『言葉の力は人間力』『 幼稚園児から小学生になるということ』『子育ての秘訣 』という3 つのポイントをお話くださいました。

 「三つのA とひとつのT」による しつけは自立した人間を育てる始まりであることを例を挙げてわかりやすくお話いただきました。

 A あいさつが出来る子(躾は生き方お基本)
 A あかるい心を持てる子(人間関係が豊かになる)
 T 丁寧に関われる大人になる。

 そして、親は聞く力が必要であること、聞かれたことは丁寧に対応することなど、子育てに大切なエッセンスをお話いただきました。

 来場した皆さんの感想として・・・
★国立、私立、市立の現場で長らく経験されただけあり、子育ての秘訣について豊富な話題をお持ちで大変参考になった。
★我が子の育児相談にも応じて欲しい。
★改めてお話を聞くことで、今一度、子育てについて考えるようになり、今日は早速、子どもの話しを沢山聞きたい!と、思うなどたくさんの前向きなご意見をいただきました。

●第3回 特別支援教育研究会【振興対策部】

 9月16日(水)14 時30 分~ 17:00 まで65 園80 名の参加を得て第3 回「特別支援教育研究会」が、こどもみらい館4 階第一研修室で行われました。始めに実行委員8名による「保護者対応について」のデモンストレーション及び前回のインシデント・デモンストレーションを深めました。朝野先生は、①「子どもの実態把握と目標の設定~ケース会議や協議の進め方~」
②「発達と概論」と新K 式発達検査についてお話してくださり、「発達」と「成長」の違いや、子どもをトータルで見ていくことの大切さなどを学ぶことが出来ました。

●第2回 指導者研究会【教育研究部】

7月8日(水)15 時から17 時、こどもみらい館4階にて研究員17 園18 名で第2回の研究会を持ちました。

 A グループは、保育教材として研究員からリクエストの有った絵本を持ち寄り、読み聞かせをする中で、読み手と聞き手の思いを新鮮な気持ちで意見交換出来ました。又、前回希望の多かった「表現活動で導入として用いる絵本」をそれぞれ持ち寄って紹介し合い、子どもへの声掛けについて意見を深めました。

 B グループは、前回の課題として各園の靴箱の靴の状態から子ども達の足の形を探って発表をし合いました。又保育者の足形を互いに取り合い、その足にまつわる幼児期の生活とその後の成長期の軌跡を話し合って、足の形成はその後の活動経験で変化していくことも確認できました。そのことから対象範囲を下肢全体に広げて生活や運動との関係に焦点を当て課題を探ることにしました。

●未就園児わくわく幼稚園【振興対策部】

日  時:平成27年7月2日(木)14 時~ 15 時20 分
場  所:みやこめっせ3 階 第3 展示場(京都市勧業会館)
参加者数:150 組の親子
内  容:
42 回京都市私立幼稚園大会が行われた後、午後より未就園児活動「わくわく幼稚園」が開催さ
れました。当日はドラえもんショー、KSYバンドのミニコンサートや寸劇が行われました。
参加いただきました親子の方々には、一緒に歌を歌ったり、手遊びをしたり楽しいひと時を過ごしていただきました。
大変忙しい中、ご準備の段階からご尽力いただきました実行委員の皆様、KSYバンドの皆様、携わってくださったすべての皆様に深く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

●第2回 特別支援教育研究会【教育研究部】

7月1日(水)14:30 ~ 17:00 こどもみらい館 4階・第1研修室で標記研修会が行われ68 ケ園 83 名出席の出席がありました。朝野先生のご講演・ご指導が予定されていましたが先生のご都合でありませんでした。

 前回の研究会最後に参加者が提出したコミュニケーション・ペーパー(「分からないこと質問など」)を西村二朗先生が6項目にまとめ、これまでの朝野先生の講演を基に各々に示唆を与えてくださいました。

 実行委員8名が一つのグループを作り、その中の二名がインシデントを提供し、インシデント・スタディ・デモを行いました。その後、参加者全員が9グループに分かれ、実行委員が行ったことを参考にしながらインシデント・スタディに入りました。日頃の園でのインシデントを共有し、発表したり、質問されたり、状況を説明したりしているうちに、実態が明確になったり、自ずと手立てが見えてきたりします。客観的に事例を見つめ,他者の経験などを聞きながら適切な手立てを探す時間になりました。今年度もイ
ンシデント・スタディの実践的な学びを大切に考えています。

●総会【総 務 部】

 第3 回総会が6月25日14 時半より京都私学会館で行われました。最初に会長より挨拶並びに本年度の経過報告、事務局より会員代表者変更、各部副会長より平成26 年度事業報告がなされた後、議長に葉室幼稚園西谷会員、議事録署名人に浄福寺幼稚園菅原会員、くるみ幼稚園浅井会員を選出の上、議案審議に入った。

 第1 号議案平成26 年度収支決算の件及び監事報告、第2号議案定款及び会員規程の一部変更の件、第3 号議案理事選任の件、第4 号議案監事選任の件、以上の4 件の議案について審議の結果いずれも承認されました。今回の総会では定款の変更に関する議案が含まれており出席会員数について心配しておりましたが会員皆様のご協力により無事総会を終えることができましたことに深く御礼申し上げます。

●第13回 海外研修【教育研究部】

 6 月5 日(金)早朝6 時30 分より八条口バス停に、参加者15 名と在田教育長をはじめ教育委員会の方々、見送りの者が集まり出発式を行いました。関西空港よりフランクフルトを経由してミラノ国際空港に到着。ホテルに入り第13 回の海外視察研修が始まりました。

 6 日は終日ミラノ市内観光で時差ぼけを修正しつつ、研修視察団の交流を深めました。

 翌7 日は「ミラノ国際博覧会」会場に入り、「地球に食料を、生命にエネルギーを」のテーマを5 つのエリアを巡りました。「共存する多様性」をテーマとする日本館ではユネスコの無形文化遺産に認定された「和食」の奥深さに触れることができました。

 8 日午前中は、音楽教育を熱心に行っている「ドレミ ベイビー」保育園を視察し、交流を深めました。午後はミラノからフィレンツェへと高速列車で移動。約2 時間の車窓からの景色を楽しみました。

 9 日午前はフィレンツェ市庁舎を門川市長をはじめとする訪問団とともに、姉妹都市提携50 周年の記念式典に参加。午後からは「キンダーガーテン」幼稚園を視察、見学しこちらでも親しく交流を深めることができました。

 10 日にはウフィッツィ美術館にてルネッサンスの美術に触れ、また市内にある建築などを視察し、歴史を越えて保存されている街並みそのものを視察することができました。

 11 日早朝、名残を惜しみつつ機上の人となり、12 日早朝に帰国しました。

 門川市長に同行させていただいた時間は、たいへん盛りだくさんの充実した時間となり、また、イタリアでの幼児教育と日本の取り組みの違いを肌で感じる研修となりました。