活動報告

●第2回 指導者研究会A [教育研究部]

 11月16日(木)15時から17時まで、こどもみらい館4 階第2研究室に於いて、9 ヵ園10 名の参加を得て、大倉得史先生のご助言の下行われた。テーマ「子どもにとっての安心・安全」について3 名の先生の発表を聞き、参加者で質問・意見交換を行い大倉先生に総評をいただいた。それぞれの子どもは自分なりのペースで、保育者や他の友達と関係を作ろうとしている。家庭での交わりに近い一対一での温かい関わりの中で、子どもが十分に満たされたとき、より多くの人との関わりに向かっていくエネルギーが出てくる。子ども一人ひとりを気に掛け、保育者や友達に向けた子どもの心の声を聞き取り、応えていくことで、徐々に一人ひとりの子どもとの関係が深まり、それがクラスの友だちへの輪にも繋がっていく。と、大倉先生より助言をいただいた。幼稚園が子どもたちにとって「ここにいても大丈夫だ」「ここは楽しい」と思える安心・安全な場所となるよう、子ども一人ひとりに丁寧に寄り添いながら関わっていくことを皆で再確認した。

●第5回 特別支援教育研究会C [教育研究部]

 11月15日(水)15 時から17 時まで、5 ヵ園5 名の参加を得て行われました。次回に引き続きメンバーが今困っている事例を考え合うと共に、先生方が同じように困られてハンドブックを開かれた時、どのような情報があれば、子ども理解に繋がり適切な手立てに導かれるかを考え合いました。その中で、先生の困りから入るのではなく、「その子はどうして」から入る新しいハンドブックのイメージを共有することができました。

●第26回 全市PTA 土曜(旧父親)セミナー [振興対策部]

 11月11日(土)10時から12時まで、子どもたちが大好きで今年開園120 周年を迎えられた京都市動物園において、坂本英房園長を講師にお迎えし「動物の子育てから学ぶ」をテーマに土曜(旧父親)セミナーを開催しました。今年度より、お父様だけでなくお母様も対象とし参加者は13 ヵ園19 名の他、市P 連役員等。前半は動物の特性等を中心にご講演をお聞きし、後半は坂本園長のガイドによる園内ツアーへ。父親が子育てに参加しない動物がたくさんいる中、ゴリラは、人間と同じように家族を大切にし、人間と非常に近い関係性を築いていることが印象的でした。ゴリラも悩みながら親として成長しているそうで、私たち人間と重なる部分が多く参加者の皆さんも深く聞き入っておられました。また、動物たちは園長先生の姿が見えたせいか、寄って来たりポーズを取ってくれたりとサービス満点。実際に動物を見学し、園長先生からお話をお聞きすることで、違った視点で動物園を楽しむことができました。生命の大切さ、家族の絆・協力の大切さ
を感じると同時に普段、得ることのできない情報をレクチャーしていただき、次回、ご家族一緒にご来園される時が楽しみとなる有意義な時間を持つことができました。

●第5回 特別支援教育研究会A/B [教育研究部]

11月9日(木) 15時~ 17時
こどもみらい館 4 階 第1・第2 研修室

A グループ 47 ヵ園 51 名参加

 講師は、中東朋子先生(京都教育大学客員教授)
 第5回は「実態把握と手だての発見」と題し、大きく3 つのテーマ「ほめ上手になるために」「受講者からのアンケートについて」
「絵画を通して発達の道筋を振り返る」に分けて中東先生にお話をいただきました。絵画については大人の視点から「上手」「下手」と評価するのではなく、その時その時の背景にある子どもの発達を支えることが大切であることを学びました。

B グループ 11 ヵ園 11 名参加

 前回までのグループワークを振り返り、顧問の朝野浩先生から子どもの困りやこだわりについてより深く講義をしていただきました。一人ひとり異なった社会環境のもとで生活している個々の子どもの困りを見つけ、つきあい、軽減できるよう今後も学びを深めていきます。グループワークでは、朝野先生からの助言を得ながら、話し合いの中で適切な提案や対する質問、その応答により具体的な子どもの姿を鮮明にし、共有する過程を学びました。加えて、語彙数や数の認識について子どもの力を把握でき、伸ばせる遊びやゲーム等も示していただき、実践のヒントとなりました。

●第2回 特別支援教育研究会C [教育研究部]

 7月12日(水)15時から17時、5ヵ園5名の参加を得て、朝野浩先生の助言の下、第2 回特別支援教育研究会C グループが行われました。最初に今、B グループで取扱われているケースや今の保育現場での先生方の困りの状況について共有し、その先生方の困りを子どもの
困りへの気付きへとどう繋げていくか知恵を出し合いました。またその中で簡単なワークシートから参照するハンドブックの項目へと導かれ、その先に更なる課題へと活用してもらうようなイメージが生み出されました。

●第2回 特別支援教育研究会A/B [教育研究部]

7月5日(水)15時から17時まで、こどもみらい館
4階第1研修室及び第2研修室において開催。

Aグループ
 51ヵ園56名の参加。講師は中東朋子先生(京都教育大学客員教授)。
今回は「さまざまな障がいとその支援」と題して中東先生にお話をいただきました。「ダウン症候群」「脳性まひ等肢体不自由を伴う障害」「自閉症(自閉スペクトラム症)」などの身近な障がいについて詳しくご説明していただき、その特徴についての学びとなりました。また「保護者に発達障害がある?」と題して、保護者の不安に対する保育者の受け止め方についても考えさせられるお話でした。

Bグループ
 11ヵ園11名参加。顧問 朝野浩先生より、実践をふまえての講義「インシデント プロセス」を受講。
 ワークも取り入れながら学びを深めました。講義をもとにメンバー各々の課題を出し合い、今後の研究の方向性や進め方を話し合いました。

●第1回指導者研究会B [教育研究部]

5月24日(水)15 時から17 時まで、こどもみらい館4階第1研修室A において10 ヵ園10 名の出席を得、テーマを「保護者対応について」として開催。講師は昨年度に引き続き、佛教大学の免田 賢教授。第1回目はそれぞれの園の事例を元に『特別な支援・配慮が必要な子どもについて、保護者の方と心を合わせて連携していくためには』のテーマでロールプレイを用いて研修を行った。対応の課題や、免田先生から保護者側の心理、対応の言葉や配慮のポイント等を解説頂き、皆で対応の方法を考えていった。最後に、各園の登園渋りの現状と保育の工夫や配慮を発表し合った。他園の多様な実践談から参考になる事例も多く今後に活かしていければと思う。

●市P連 前期総会並びに第1回全市家庭教育セミナー [振興対策部]

 5月17日(水)午前10 時から12時10分まで、ホテルグランヴィア京都3F 源氏の間において開催。第1 部総会では令和4 年度事業・決算報告、令和5 年度事業計画(案)、令和5 年度予算(案)等が承認され、令和5年度PTA 連合会がスタートしました。
 第2部全市家庭教育セミナーは講師にウクライナ民族楽器バンドゥーラの奏者カテリーナさんをお迎えし、「バンドゥーラの演奏と平和への願い」と題して講演と演奏が行われました。叙情的なバンドゥーラの演奏と透き通る歌声で平和の願いを表現していただきました。PTA が一堂に会し、共感する素敵な時間となり、対面の研修会の良さを改めて感じました。

●幼稚園協会創立50 周年記念事業 第1回特色ある幼稚園教育・特別支援教育 設置者・園長研修会 [教育研究部]

4月24日(月)15 時から、ホテルグランヴィア京都において第1回設置者・園長研修会が開催されました。行政報告、各補助金の申請についての説明の後、西村先生を聞き手として協会の特別支援教育の取組の経緯やこれからの展望について、長年ご尽力を賜っております朝野先生にお話をうかがいました。諸先輩のご努力や思い、そして未来へ繋げていく大切さについて思いを新たにした1日でした。

朝野先生、西村先生に心より感謝申し上げます。

●京私幼協会と教員養成校との連絡協議会 [振興対策部]

 4月19日(水)16時より、こどもみらい館第一研修室において、13 大学17 名の養成校の方々にご出席いただき連絡協議会を開催しました。
 協会より「就職相談会」の協力依頼、「幼稚園ガイダンス」の案内、「新規採用教員のアンケート結果」の報告を行い、養成校からは教育実習の在り方について、今後参考となるご意見を多数いただきました。