活動報告
●第6回 特別支援教育研究会A [教育研究部]
2月2日(木)14 時半~ 17 時(ビデオ配信・2 月16 日~ 3 月3 日)対面参加36 ヵ園38 名、ビデオ配信参加予定
27ヵ園31 名。講師は中東朋子先生( 京都教育大学客員教授)。
「支援をステップアップするために②」と題して、中東先生からお話を伺った。「描画を通してみる子どもの発達」と、「UD( ユニバーサルデザイン) を活かした保育」の2 つのテーマを主軸に、支援について考える機会が与えられた。まず「描画を通してみる子どもの発達」において、子どもは発達の段階で描画が変化していくということ、そして教師はその描画の表現を通して「その時のこどもの背景」を感じ取り、発達を支えるべきことが示された。また、「UD( ユニバーサルデザイン) を活かした保育」では、すべての子どもにとって快適な環境を作ることの重要性が示された。常に「一人ひとりの子どもの視点」に立ち、環境を整えることの大切さを改めて痛感した。非常に重要な示唆が与えられたと感じる。最後に、この1 年間ご指導くださった中東先生に心から感謝。
●第28回 設置者・園長特別研修会 [総務部]
12月9日(金)15:30 ~ 17:00 までホテルモントレ京都2F ケンジントンにおいて開催。
参加は24 ヵ園25 名、文科省4名、はぐくみ局8名、市教委7名の計44 名。
「医療的ケア児等の受け入れとその課題を考える」をテーマとして、現在ケア児を受け入れている幼稚園の様子をお聞きしたあと、受け入れることの難しさや課題をパネルディスカッション形式で行った。
ケア児であっても集団の教育を共に受けてほしい保護者の願いと、受け入れの難しさはあっても、園での成長を見る喜びがある幼稚園。
保育現場でのさらなる支援が行われることを願って閉会した。
●第2回 指導者研究会A [教育研究部]
11月24日(木曜日)15時から17時までこどもみらい館 第2研修室にて開催。講師は京都大学大学院教授の大倉得史先生。参加者は8名の先生、3名の理事で、2回目のテーマは「友だちとのつながりへの発展」であった。エピソードを3 ヵ園の先生から提示してもらい、先生との日々の生活の中で構築される安心感や信頼感を元に発達に特性のある子どもや、友だちとの関わりが持てなかった子どもが「友だち」という存在を受け入れるきっかけや「繋がりたい」という気持ちが芽生えて広げようとしていく変化を、感想や意見を交換しながら洞察していった。友だちと関わる質は3人3様であるが、先生たちの日々の温かな子どもの見方、丁寧で細やかな配慮や願いが人との繋がりや広がり、育ちに大きな基点や影響となるのだとエピソードを通して学んだ。
●第49 回 設置者・園長・教職員研修大会 [教育研究部]
11月21日(水)午後3時から5時迄ホテルグランヴィア京都において3年ぶりに対面での開催となった。講師にウクライナ出身のバンドゥーラ奏者であるカテリーナ氏を迎え、「バンドゥーラの演奏と平和への願い」との演題で、バンドゥーラの演奏を織り込みながらウクライナの危機的な状況についてお話を伺った。実際この問題の渦中に居られるカテリーナさんだからこその内容の深い、有意義なお話であった。当日はコロナ感染症拡大予防の観点から、第1部の研修会のみを会場参加と配信の併用でおこなった。
参加者は幼稚園関係約130 名とその他、保育園・みらい館、行政から20 名ほどの参加があった。平和であることが如何に大切であるかを改めて深く心に刻む一日であった。
●第25 回 全市PTA 父親セミナー [振興対策部]
11月12日(土)午前10:00 から午後12:30 分迄、元有済小学校講堂及び校庭において開催した。参加者は29名の父親の他、市P 連役員委員等。㈱スノーピークの井上
昴氏よりキャンプ用品や近隣のキャンプ場の情報等の初心者向け講座の後、校庭にて4 グループに分かれ、タープを張る実践や焚火を囲んでのおやじトークを行った。非日常
の環境の中で初めて出会ったお父様たちが心を開いて語り合いの時間を持つ有意義なものとなった。
●第5 回 特別支援教育研究会B [教育研究部]
11月9日(水)14時半から17 時まで、こどもみらい館4階第2研修室において開催。講師は朝野 浩先生(特別支援教育研究会顧問)。対面参加は8 園8 名。インシデントスタディー実習も4回目となり、参加園全ての先生が「自園の困りについての発題者」の経験を致しました。今回は特に、就学に向けてできる事をたくさん見つけること、小学校に上がるまでに獲得させたい言語・コミュニケーション力など、発達の状態を掴んだ上で、どういう手立てが考えられるのか?目と手の協働・集中力があるかなど見極め、その練習を積み上げていくことも大切になってくるということを学びました。
●第5 回 特別支援教育研究会A [教育研究部]
11月9日( 水)14時半から17時(ビデオ配信・11 月23日~ 12 月9 日)まで、こどもみらい館4 階第1 研修室において開催。講師は中東朋子先生( 京都教育大学特任教授)。
対面参加は33 園、37 名、ビデオ配信にて参加予定は20園、24名。「支援をステップアップするために」と題して、中東先生から「ABC 分析」を活用して支援を考える機会が与
えられました。保育の現場で起こることの多い園児の問題行動を想定し、その原因を各自が考えます。その後3・4人のグループで各自の考えを持ち寄り、それを発表しあうことで視野を広め、問題行動への対応について考えました。
その後、中東先生から問題行動の原因がいくつか示され、その問題行動を解決するための支援方法が示されました。
●第1回 指導者研究会A [教育研究部]
10月27日(木)15時~ 17時までこどもみらい館4F 第2 研究室において、講師の京都大学大学院教授 大倉得史先生によるエピソード検討会「子どもと保育者の信頼関係の深まり」をテーマとして開催する。参加者は8 名の先生。はじめに大倉先生からエピソード検討会の目標や進め方を教示頂き、2 か園の先生のエピソードをそれぞれ提示してもらった。エピソードから発達や性格、場面や心情について参加者からの質問や感想を交わしていった。検討しながら大倉先生のご助言やご講評から子どもと先生の信頼関係の構築を基盤にして人間関係や子どもが世界を広げ成長していく心の動きや育ちを捉えていくことが出来た。また、日々の保育実践の中に育ちをはぐくむ意味と保育者自身の思いを改めて感じ取ることが出来、次回の検討会に期待を持ち終了した。
●第4回 特別支援教育研究会B [教育研究部]
10月5日(水)14時半から17時まで、こどもみらい館4F 第2 研修室において「インシデントスタディー実習」をテーマとして開催。講師は朝野 浩(特別支援研教育究会顧問)先生。参加は7 園7 名であった。「インシデントスタディー実習」は、ケース報告者・司会者・参加者に分
かれてのスタディーである。ついついケース報告を長々と言い過ぎてしまったり、司会を忘れて聞きいってしまったり、自分だけの興味関心だけで質問してしまったり・・・と、3 回目の実習だったが「又、長く話し過ぎてしまった。」との言葉が漏れることもある。質問する人は「when」「where」「how」「what」「who」「why」など、解決を引き出す様な質問をする事が大切だと朝野先生から指導していただいた。自園でも、子どもの困りが見えてくるように、学びを生かしてインシデントスタディーを活用していきたい。