絵本の紹介

「木いちごつみ ~子どものための詩と絵の本~」きしだえりこ詩・やまわきゆりこ絵 福音館書店

  この絵本は15の詩からなる物語で、1 ページめくるごとに新しい世界を見る事ができます。例えば“シーソーに乗ったら”という詩ではシーソーに乗って宙を舞い、いつもは人間に見せない動物達の愉快な世界を覗く事が出来たり、地面に潜って地中で暮らす動物の生活を覗き見したりと私達の知らない世界を見せてくれる、そんなお話です。ページをめくる度に広がる新たな世界に胸を踊らせながら、ぜひ子ども達と一緒にお楽しみ下さい♪

竹の里幼稚園  倉田 佳奈

「木いちごつみ ~子どものための詩と絵の本~」きしだえりこ詩・やまわきゆりこ絵 福音館書店

  


「もじもじ こぶくん」 小野寺悦子・ぶん きくちちき・え 福音館書店

 恥ずかしがりやのこぶくん。アイスクリームを買いに行きますが、もじもじしていてなかなか注文できません。そこへ、他のお客さんがどんどん割り込んできてしまうので、もっともっと、どうしていいのか分からなくなってしまいます。でも、偶然見つけた誰かのために… 
自分のためなら出来ないことも、誰かのために何かをしてあげたり、頑張ろうとすると勇気が出てくるって不思議なこと。こぶくんが頼もしくなるシーンが素敵な絵本です。

ひまわり幼稚園 福川紗永

「もじもじ こぶくん」 小野寺悦子・ぶん きくちちき・え 福音館書店

  


「すてきな三にんぐみ」 トミー=アンゲラー 作 いまえ よしもと 訳 偕成社

 黒マントに黒帽子の三人組は、誰もが怖がる大泥棒。
宝集めに夢中の三人組はある日、孤児の女の子と出会い宝の代わりに女の子をさらっていくことに。

 隠れ家にある宝の山を見た女の子に宝の使い道を聞かれた三人は素敵なことを思いつくのです。

 一見少し不気味で怖い印象がありますが、最後には心がほっこりし、そしてなぜ「すてきな三にんぐみ」なのかが納得できるはずです!読んでいくうちに夢中になり引き込まれる作品です。

桂陽幼稚園 奥村 夏帆

「すてきな三にんぐみ」 トミー=アンゲラー 作 いまえ よしもと 訳 偕成社

  


「ちょろりんの すてきなセーター」 降矢 なな さく・え(ふりや なな)福音館書店

 外に出ると、震えるほど寒く、冬がそこまで来ています。そんな時、ちょろりんは、お店で暖かそうな、春色の
セーターを見つけます。お母さんは、「子どもがセーターなんて、要りません!」と大反対。諦められないちょろりんは、おじいちゃんのお手伝いを夜通しがんばり、セーター代をもらいました。喜び勇んでお店に行くと…「サイズが合わないから無理だよ」と売ってもらえず、大粒の涙がぽろぽろとこぼれます。ちょろりんは、セーターを手に入れることができるのでしょうか?

聖光幼稚園 菊地

「ちょろりんの すてきなセーター」 降矢 なな さく・え(ふりや なな)福音館書店

  


「きつねのおはなはん」 中川正文・さく 二俣英五郎・え

 お寺にいるきつねのおはなはんは、ハイカラな娘に化けて村を歩くのが得意でした。村人たちが、「あんな真似をしたらあかん。」とおはなはんを避ける中、マンケはんのおっさんだけは、「これからの世の中はハイカラでないとあかんのや。」と言い、娘のおたみをお寺に連れて行きました。おたみは、おはなはんから英語や勘定、歩き方などを教わりました。しかし、雪の日も歩き方の練習をしていた為に、おたみは高熱を出して入院。看護師の熱心な看病により、おたみは元気を取り戻します。一体、その看護師の正体とは…?きつねと人間との交流が面白く、温かく描かれた一冊です。

聖ドミニコ学院京都幼稚園 京角帆那美

「きつねのおはなはん」 中川正文・さく 二俣英五郎・え

  

「ぼくのきもちはね」 作 : コリ・ドーフェルド 訳 : 石津 ちひろ 出版社 : 光村教育図書

 積木で格好いいお城を作ったテイラーは大満足。しかし鳥が飛んで来て、お城はあっという間にばらばらに。落ち込むテイラーの側に動物が次々に心配して声をかけにやって来ますが、テイラーは誰の言葉にも心を開きません。
しかし、黙ったまま背中に寄り添ってくれたウサギには、心を開き気持ちを打ち明けていきます。
 何も言わず、そっと寄り添ってくれるだけで心の扉は開くんだね…。誰かのそんな先生、そんな人間になりたいなぁ…。

東山幼稚園 久見 かおりす

「ぼくのきもちはね」 作 : コリ・ドーフェルド 訳 : 石津 ちひろ 出版社 : 光村教育図書

  

「マスターさんとどうぶつえん」 出版社:好学社 アーノルド・ローベル作/こみや ゆう 訳

 お天気のいい日はいつも動物園に出かけるマスターさん。動物たちもマスターさんが大好き。
だからマスターさんが帰る閉館時間になると悲しそう。ある日ぞうが飼育係のポケットから棚の鍵を取り出してマスターさんの家まで訪ねて行きます。その時のワクワクの顔。連れ戻されそうになった時の怒った顔。飼育係見習いに
なって動物園に戻る時の嬉しそうな顔。そのどれもがとってもかわいらしい表情豊かな絵本。心あたたまる作品です。

京都きらら幼稚園 小野 由岐

出版社:好学社 アーノルド・ローベル作/こみや ゆう 訳

  

「おばけのえんそく」 西平 あかね さく

 今日はおばけの遠足です。
夜になるとおばけたちがおばけの保育園に集まります。みんなそろっ
て元気に出発! 真っ暗闇鍋を作るために、闇シロップを集めに行きました。
木の枝に闇シロップを巻きつけ、急いでお鍋岩に向かいます。おばけたちは海坊主さんたちに出会い真っ暗闇鍋を一緒に作ったり、昆布綱引きをして楽しい時間を過ごしました。おばけたちと一緒に遠足に行っているような気分になれる、そんな一冊です。

            

小野幼稚園 阪上実夢先生

「おばけのえんそく」 西平 あかね さく

  

「もうちょっと もうちょっと」 きむら ゆういち・文  高畠 純・絵 福音館書店

 りんごが落ちるの待つコブタ。落ちたりんごはコロコロと岩の穴の中へ、取ろうとするも押してしまい、さらに奥へ。次々にやってくる動物たちも手伝いますが…。
 誰もが経験したことのある「手が届きそうで届かない」場面がユーモアに描かれています。りんごが穴の中へ入る場面では、思わず「あっ」と声をあげ、繰り返される「もうちょっと もうちょっと」のフレーズや最後の思いもよらない展開は子どもも大人も楽しめる絵本です。

            

聖三一幼稚園 幼稚園型認定こども園 浅井奈保子

「もうちょっと もうちょっと」 きむら ゆういち・文  高畠 純・絵 福音館書店

  

「あのくも なあに」 作者 ぶん:富安陽子 え:山村浩二 出版社:福音館書店

 ページをめくるたび、登場する色々な雲。「あのくもなあに? なんだろね。」「あれは、ざぶとんぐもだよ」「リボンぐもだよ」と、空に浮かぶくもからイメージを広げ、〝ダンスをおどるかぜのこが、かみにむすんだしろいリボン〟〝ざぶとんのうえにのっかって、のんびりそらのティタイム〟をわくわく楽しい場面が展開されます。この絵本を楽しんだら、雲の近い夏の空を見上げて「あのくもなあに? なんだろね」と、それぞれの発想で「あれは○○ぐもだよ」と楽しい会話が広がることでしょう。空を見上げたくなる素敵な一冊です。

            

紫明幼稚園 井上彩子

【絵本の紹介】「あのくも なあに」 作者 ぶん:富安陽子 え:山村浩二 出版社:福音館書店