活動報告

●特色ある幼稚園教育推進事業・特別支援 教育 第2回 設置者・園長研修会【教育研究部】

日時:2月10日(月) 14時~ 17 時
場所:こどもみらい館4F 第1研修室

特色ある幼稚園教育、特別支援教育合同となる第2回設置者園長研修会が89園86名の参加で行われました。
初めに升光会長の挨拶があり、京都市子ども若者はぐくみ局尾上課長から行政報告がありました。続いて特別支援教育振興補助金・特色ある幼稚園教育推進事業補助金の報告について説明がありました。
休憩を挟んで、『共に』誌にも連載をいただいたコト葉LABの安中圭三様よりご講演がありました。
「子どもにとっての『環境』・『園庭』」というテーマでしたが、広く保育に関わる様々な課題についてお話をいただき、「便利になると同時に何かが失われている」という言葉に一同深く頷いたことでした。
また子どもの年齢、性別、障がいの有無によって子どもを判断するのではなく「その子がいかに育っているか」を環境の中で捉えていく視点は、特別支援教育の観点からも大切な学びとなりました。

●第4回市P 連地区代表委員会【振興対策部】

日時:1月28日(火)10 時半~ 12 時
場所:こどもみらい館 3F 研究資料室

内容:三学期の取組について
①後期総会並びに第2 回全市家庭教育セミナーについて
②「小さなたから」第101 号の発行について
③地区家庭教育セミナー実施報告について
④『平成31・令和元年度家庭教育セミナー報告書37』の作成について
*主に、後期総会並びに第2 回全市家庭教育セミナーの内容確認、役割分担を行いました。

●第6回特別支援教育研究会【教育研究部】

日時:1月22日(水)14時半~17時
場所:こどもみらい館 4階 第1研修室及び第2 研修室
参加:A…52 園、55名 B…9 園、9名
講師:A…中東朋子 京都市教育委員会総合育成支援課参与
   B…朝野 浩 特別支援教育研究会顧問

A:
中東先生より「実態把握と手立ての発見②」と題してお話をしていただきました。4歳から6歳児の描画を通して、保育者が子どもの発達を捉え、また子どもの心の世界を聞き取り、そこからその時その時の子どもの背景にある発達を支える大切さを教わりました。また各グループに別れてのケース模擬会議を行い、保育者が日常抱えている子どもの課題を相談し、互いに情報共有し、意見交換を行うことによって、問題解決へと導く時間を共有しました。

B:
朝野先生よりこれまでの学びの振り返りとし、「気づき」から始まる「インシデントスタディー」は情報収集をする中で共通理解を持ち全体像を作成していく事により、困りに対する手立てを提案していく事を確認していただきました。プロセスにおいて、誰が・何時・どんな時に?と、困り行動の原因を考える事ができる質問が大事であることを学びました。それぞれ今回の特別支援研究会Bでの学びを現場に生かし、次年度更に学びを共にできたら良いという思いを共有しました。

●養成大学との交流懇談会【振興対策部】

日 時:1月21日(日)交流懇談会 15 時半~ 17 時半
              懇親会   18 時~ 20 時
場 所:ホテル日航プリンセス京都
参 加:56名(養成大学 16 校27 名、協会・連盟関係 29 名)


内 容
・ 19校、77園から回答のあった、就職先や就職フェアについて(大学側)や、就職状況について(幼稚園側)のアンケート結果報告    
・「今、学生が幼稚園に求める思いについて」の意見発表
    パネラー:京都女子大学 瓜生淑子先生
         京都橘大学  吉田裕子先生
    コーディネーター:幼稚園協会振興対策部
                椋田敏史副会長
    コーディネーターから以下4点の投げかけに、2人の先生からご意見を聞く

①私立幼稚園への就職について
1回生では95% が保育職を希望(保育職に向いていない・異なる職種を見たい)
就職先は一般・幼稚園・保育園各1/3 に。ピアノのグレードが知りたい
勤務条件優先から自身の得意が活かせる園選びへと実習後に気持ちの移行有

②学生は就職活動に当たって、どのような事を感じて進めているのか
自宅通勤希望が多い・実習時にその園の就業時間に注意・先生の人間関係や年齢に注視

③教育実習・ボランティアetc. を通して就職決定しているのか
アルバイト(保育園)から就職へ・実習ノートは完璧でも先生や子どもの前では過緊張・部分実習により自信を失う場合有・実習前に(3日間・2回生前期に希望者)ボランティアを義務付け(ボランティアの養成有効)・実習指導は10 人対1人のゼミ体制で指導

④学生が幼稚園に思う事・願う事一人担任の大変さとやり甲斐・ボランティアで学生個々が選択可能な時間(保育園は時間の選択可)・自身の卒園により幼稚園か保育園かを思案
・5 グループに分かれての分科会のち全体会にて各グループからの意見交換内容の発表が行われた
・懇親会では、懇親会から参加された先生方から感想を伺う時を設けた

●第4回指導者研究会A 2歳児の育ちを考えるエピソード研究会【教育研究部】

日時:1月20日(月)  15 時~ 17 時
場所:こどもみらい館 4階 第2研修室
講師:大倉得史先生 (京都大学大学院 人間・環境学研究科教授 臨床心理士)
参加:12ヵ園 12名
内容:今回の検討会は、「子どもの体験世界と集団のルール」
   というテーマで、3つのエピソードをグループ研究しました。

何気ない子どもの体験世界を見取り、家庭生活と園での姿の繋がりを探り、生育の過程や子どもの体験との繋がりを考え、保育者の対応の意味を考え合いました。

年間4 回の研究から、興味深い子どもの姿に出会い、子どもの心の育ちを知り、共に学んできました。
大倉先生の優しく的確なアドバイスにより、深く楽しいエピソード研究のご指導をして頂くことが出来、参加者皆さんで感謝を伝えました。

●第27回 設置者・園長特別研修会【総務部】

日 時:12 月14 日(土) 15 時~
参加者:38 園 52 名 
    演題「ヒトの発達の謎を解く~胎児期から人類の未来まで~」
    講師 京都大学大学院教育学研究科 日本学術会
       議連携会員 明和政子 先生

 前年度に引き続き、明和先生にご講演いただきました。チンパンジーの育児の話を交えながら、ヒトの育児についての話から始まり、乳幼児期の環境が不適切であると思春期が早まる因果関係であったり、親としての養育に適した脳は経験学習によって発達すること、シナプス密度の変化の時期や前頭葉の発達など、そして胎児期から子どもは親の声を理解していることや最近の研究で赤ちゃんの脳は他者から触れられる経験が脳の学習力により強く影響を与えることが数値化されてきて親の「声かけ」「微笑み」「抱き・授乳」することが、心地よさを与えてくれるという記憶となり他者と円満な関係の礎となることを聞き、養育者に対するバックアップが欠かせないことを学び、子育て家庭へのサポートについて一考した有意義な時間でした。今回の研修会参加者には明和先生の演題と同じ最新著作を進呈しました。

●第3回 指導者研究会A【教育研究部】

日時:11月21日(木) 15 時~ 17 時
場所:こどもみらい館 4 階第1 研修室B
講師:大倉得史先生(京都大学大学院人間・環境学研究科教授)
参加:12 ヵ園  12 名

内容:
今回の検討会は、「自律性の根っこにあるもの」というテーマで、3つのエピソードをグループ研究しました。2 歳児の排泄、衣服の着脱、食事の場面から、子どもの心の育ちを考え、保育者の対応や保護者への関わりについて、共に学ぶことが出来ました。

●第46回 設置者・園長・教職員研修大会【教育研究部】

日時:11月20日(水) 15 時半〜 20 時半
場所:ホテルグランヴィア京都
第1部 研修会(参加:48 園 277 名)
『芸人に学ぶコミュニケーション術』
講師:桂 米紫様(落語家)

前半は笑い一杯のお話に引き込まれる中で落語についてのお話でした。想像力の大切さや人の気持ちを理解することなど保育に繋がることが沢山散りばめられていました。後半は心を込めた言葉の使い方、笑顔だけでなく笑声を教えていただき、言葉の魔法使いになって欲しいとのご講演をいただきました。

第2部・第3部 式典・懇親会(参加:57 園 376 名)
式典は門川京都市長様、京都府私立幼稚園連盟長澤宗一副理事長よりご祝辞をいただきました。その後、釣 千賀子さんのスティールパンの演奏、景品をかけての楽しいゲーム大会、協会、はぐくみ局、教育委員会の皆でスクラムを組んで「ワンチーム」との思いを一つにして楽しい懇親会の時を過ごしました。

●第22回全市父親セミナー【振興対策部】

日時:11月17日(土)  10時~ 11時50 分
場所:元有済小学校
講師:京都医健専門学校 理学療法科 南條千人先生
参加:22ヶ園 35 組 70 名

内容:
親子でハイタッチ自己紹介から始まり、ゲーム感覚の脳トレを取り入れた親子体操が行われました。普段忙しいお父さんと子どもの触れ合いは微笑ましく、身体を動かす楽しみと喜びが実感出来たひとときでした。

●第5回特別支援教育研究会【教育研究部】

日時:11月13日(水) 14時半〜 17時
場所:こどもみらい館 4 階 第1 研究室及び第2 研修室
参加:A…59 園、64 名 B… 11 園、11 名
講師:A…中東朋子 市教委総合育成支援課参与
    B …朝野 浩 特別支援教育研究会顧問

A:
中東先生より「実態把握と手立ての発見①」と題してお話をしていただき、描画を通して発達の状況を把握する方法を教えていただきました。また、実際に現場で直面している子どもの困りを持ち寄り、どのように対応するかについて意見を出し合いました。

B:
朝野先生より、「ケーススタディー」と「インシデントスタディー」との違いについての確認をいただきました。その後、ABA の方法で、二つのグループに分かれてインシデントプロセスをおこないました。