活動報告

●第2回 指導者研究会A  [教育研究部]

11月24日(木曜日)15時から17時までこどもみらい館 第2研修室にて開催。講師は京都大学大学院教授の大倉得史先生。参加者は8名の先生、3名の理事で、2回目のテーマは「友だちとのつながりへの発展」であった。エピソードを3 ヵ園の先生から提示してもらい、先生との日々の生活の中で構築される安心感や信頼感を元に発達に特性のある子どもや、友だちとの関わりが持てなかった子どもが「友だち」という存在を受け入れるきっかけや「繋がりたい」という気持ちが芽生えて広げようとしていく変化を、感想や意見を交換しながら洞察していった。友だちと関わる質は3人3様であるが、先生たちの日々の温かな子どもの見方、丁寧で細やかな配慮や願いが人との繋がりや広がり、育ちに大きな基点や影響となるのだとエピソードを通して学んだ。

●第49 回 設置者・園長・教職員研修大会 [教育研究部]

 11月21日(水)午後3時から5時迄ホテルグランヴィア京都において3年ぶりに対面での開催となった。講師にウクライナ出身のバンドゥーラ奏者であるカテリーナ氏を迎え、「バンドゥーラの演奏と平和への願い」との演題で、バンドゥーラの演奏を織り込みながらウクライナの危機的な状況についてお話を伺った。実際この問題の渦中に居られるカテリーナさんだからこその内容の深い、有意義なお話であった。当日はコロナ感染症拡大予防の観点から、第1部の研修会のみを会場参加と配信の併用でおこなった。

参加者は幼稚園関係約130 名とその他、保育園・みらい館、行政から20 名ほどの参加があった。平和であることが如何に大切であるかを改めて深く心に刻む一日であった。

●第25 回 全市PTA 父親セミナー [振興対策部]

11月12日(土)午前10:00 から午後12:30 分迄、元有済小学校講堂及び校庭において開催した。参加者は29名の父親の他、市P 連役員委員等。㈱スノーピークの井上
昴氏よりキャンプ用品や近隣のキャンプ場の情報等の初心者向け講座の後、校庭にて4 グループに分かれ、タープを張る実践や焚火を囲んでのおやじトークを行った。非日常
の環境の中で初めて出会ったお父様たちが心を開いて語り合いの時間を持つ有意義なものとなった。

●第5 回 特別支援教育研究会B [教育研究部]

 11月9日(水)14時半から17 時まで、こどもみらい館4階第2研修室において開催。講師は朝野 浩先生(特別支援教育研究会顧問)。対面参加は8 園8 名。インシデントスタディー実習も4回目となり、参加園全ての先生が「自園の困りについての発題者」の経験を致しました。今回は特に、就学に向けてできる事をたくさん見つけること、小学校に上がるまでに獲得させたい言語・コミュニケーション力など、発達の状態を掴んだ上で、どういう手立てが考えられるのか?目と手の協働・集中力があるかなど見極め、その練習を積み上げていくことも大切になってくるということを学びました。

●第5 回 特別支援教育研究会A [教育研究部]

11月9日( 水)14時半から17時(ビデオ配信・11 月23日~ 12 月9 日)まで、こどもみらい館4 階第1 研修室において開催。講師は中東朋子先生( 京都教育大学特任教授)。
対面参加は33 園、37 名、ビデオ配信にて参加予定は20園、24名。「支援をステップアップするために」と題して、中東先生から「ABC 分析」を活用して支援を考える機会が与
えられました。保育の現場で起こることの多い園児の問題行動を想定し、その原因を各自が考えます。その後3・4人のグループで各自の考えを持ち寄り、それを発表しあうことで視野を広め、問題行動への対応について考えました。

その後、中東先生から問題行動の原因がいくつか示され、その問題行動を解決するための支援方法が示されました。

●第1回 指導者研究会A [教育研究部]

 10月27日(木)15時~ 17時までこどもみらい館4F 第2 研究室において、講師の京都大学大学院教授 大倉得史先生によるエピソード検討会「子どもと保育者の信頼関係の深まり」をテーマとして開催する。参加者は8 名の先生。はじめに大倉先生からエピソード検討会の目標や進め方を教示頂き、2 か園の先生のエピソードをそれぞれ提示してもらった。エピソードから発達や性格、場面や心情について参加者からの質問や感想を交わしていった。検討しながら大倉先生のご助言やご講評から子どもと先生の信頼関係の構築を基盤にして人間関係や子どもが世界を広げ成長していく心の動きや育ちを捉えていくことが出来た。また、日々の保育実践の中に育ちをはぐくむ意味と保育者自身の思いを改めて感じ取ることが出来、次回の検討会に期待を持ち終了した。

●第4回 特別支援教育研究会B [教育研究部]

 10月5日(水)14時半から17時まで、こどもみらい館4F 第2 研修室において「インシデントスタディー実習」をテーマとして開催。講師は朝野 浩(特別支援研教育究会顧問)先生。参加は7 園7 名であった。「インシデントスタディー実習」は、ケース報告者・司会者・参加者に分
かれてのスタディーである。ついついケース報告を長々と言い過ぎてしまったり、司会を忘れて聞きいってしまったり、自分だけの興味関心だけで質問してしまったり・・・と、3 回目の実習だったが「又、長く話し過ぎてしまった。」との言葉が漏れることもある。質問する人は「when」「where」「how」「what」「who」「why」など、解決を引き出す様な質問をする事が大切だと朝野先生から指導していただいた。自園でも、子どもの困りが見えてくるように、学びを生かしてインシデントスタディーを活用していきたい。

●第4回 特別支援教育研究会A [教育研究部]

10月5日(水)14時半から17時(ビデオ配信・10月19日~ 11月2日)まで、こどもみらい館4F 第1 研修室において開催。講師は中東朋子(京都教育大学特任教授)先生。
対面での参加は27 園、29 名、ビデオ配信にて参加予定は32園、34名。A グループ第4 回目の研修は「様々な障がいとその支援」と題して、中東先生から個々の「障がい」の特徴について概論的に学びました。障がいの中でも特に「ダウン症候群」「脳性まひ等肢体不自由を伴う障がい」「自閉症(自閉スペクトラム症:ASD)」について、先生からのお話と共に専門のDVD 教材を視聴しつつ学びを深めました。一口に「障がい」と言っても当然ながら多種多様で個人差が大きいこと、それぞれの特徴を「正しく知る」ことによって、より良い保育を行えることを改めて知らされました。よき学びが与えられたことを心より感謝いたします。

●特色ある幼稚園教育• 特別支援教育 第2回 設置者・園長研修会【総務部・教育研究部 報告】

 2月21日(月)14時半から17時迄、ホテルグランヴィア京都5F 古今の間において会場参加とオンライン配信を併用する形で行われました。

初めに、京都市児童館連盟事務局主任厚生員統合育成担当の岡崎達也先生より「気になる子について、就学に向けて気を付けるポイント」と題してご講演をいただきました。時間を感じさせないような内容の深い、有意義なお話でした。

その後、幼保総合支援室上今健史私立幼稚園振興係長から行政報告があり、非常に厳しい京都市の状況をお聞きし、その中で補助金の適切な執行のための規定の変更についてのお話がありました。続いて、各担当副会長より特色ある幼稚園教育推進事業補助金・特別支援教育振興補助金の報告について説明がありました。

特に特色ある幼稚園教育推進事業の報告に関しては「変更事項などが多いので、各園におかれましては注意をお願いしたい」との説明がありました。

●第6回 特別支援教育研究会A(Zoom 研修)【教育研究部 報告】

  2月3日(木)午後3時から5時迄、59ヵ園66名の出席を得、京都教育大学客員教授中東朋子先生を講師にお迎えして行いました。今年度の最終回は「支援をステップアップするために」と題して中東先生からお話を伺いました。

ABC 分析の活用、こどもと良い関係を築くことの重要性、保育現場におけるユニバーサルデザインの推進等、実際の保育における重要な事柄を示してくださり、大いに参考になりました。

また、中東先生のお話の後、5 ~ 6 人の10 グループに分かれて約20 分間、各園における支援の取組について共有し、ここでも各事例を聞く中で、学ぶことができたと感じます。

中東先生にはこの1 年間、4 回にわたってお話を聞かせていただき、参加者も大いに学ぶことができました。

各園がさらに良い保育を推進していくことができるはずです。中東先生のお働きに心から感謝いたします。